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2022.09.19 Monday
2017.04.11 Tuesday
Linux Mint 19.x: 「PlayOnLinux」を使い「Amazon Kindle」をインストールする | 01:18 |
最終更新日: 2018/12/24
PlayOnLinux は Windows 上で動作するよう設計されたソフトウェアを Linux にインストールできるようにしてくれる Wine のフロントエンドです。CrossOver のような他のインストーラーとは違い、完全無料で Wine の力を引きだします。Wine を使用する中で特定のバージョンの Wine だと適切にアプリが実行されない時があります。PlayOnLinux は様々なバージョンの Wine を独立させ、特定の WINEPREFIX を割り当てます。これにより、その Windows アプリに合った Wine で動作させることができます。
公式サイトに掲載されてある特徴を以下に少し記すと:
とは言ってもバグが無い訳ではなく、開発者はこう述べています:
PlayOnLinux は公式サイト(http://www.playonlinux.com/en/) からダウンロード出来ます。別の方法としては公式の PPA からインストールすることができます。どの方法でもいいですが、標準リポジトリに含まれている PlayOnLinux のバージョンは 4.2.12-1 で、最新は 4.3.3 なので公式リポジトリを追加してインストールしたほうがより新しい PlayOnLinux を使えます。
端末へコマンドをペーストするには
sudo apt install -y playonlinuxFirefox/Chrome の方はこちらをクリックしてもインストールできます:
インストール
リポジトリは Ubuntu のバージョンごとに分かれています。まずは、Linux Mint を使っている場合、以下のスクリプトを実行して Linux Mint のバージョンを Ubuntu のコードネームに換算して変数 $code に代入します:
リポジトリを追加します:
wget -q "http://deb.playonlinux.com/public.gpg" -O- | sudo apt-key add - && sudo wget http://deb.playonlinux.com/playonlinux_$code.list -O /etc/apt/sources.list.d/playonlinux.list && sudo apt update && sudo apt install -y playonlinux
PlayOnLinux 起動時に xterm が入っていないよとエラーが出たら:
sudo apt install -y xterm
ミントメニュー > ゲーム > PlayOnLinux から起動することが出来ますが、これでは矢印が回転したままで、ソフトを読み込んでくれません。ここでは言語環境を一時的に変更して端末より起動しなくてはいけません。つまり LC_ALL=C を指定しながら起動します:
LC_ALL=C playonlinux
[ Run ] : 選択したアプリを実行します。
[ Close ] : 「×」をクリックすれば通常アプリは終了しますが、中にはフリーズするアプリもあります。そういう時はこのボタンを押すことでシステムにダメージを与えることなく Wine を強制終了させます。
[ Install ] : 選択したアプリをインストールします。
[ Delete ] : インストール済のアプリをアンインストールします。
[ Configure ] : WINEPREFIX の設定ウィンドウを開きます。
Wine は Windows アプリをカプセル化するために WINEPREFIX というものを利用しています。このプレフィックスには Wine の設定ファイルや C ドライブのコピーが含まれています。この C ドライブのコピーの中で Windows アプリはインストールされます。それでは [ Install a program ] をクリックしてインストールできるアプリを表示します。矢印が回転している間、%が表示されないと待っていてもアプリは表示されません:
[ Accessories ] -> [ Amazon Kindle ] を選択し、右下の [ Install ] をクリックします:
ひたすら [ Next ] をクリックしましょう:
今回は PlayOnLinux にダウンロードしてもらいました:
いろいろなパッケージをダウンロードしてはインストールしてくれます:
Kindle のインストールが始まりました:
アカウントの入力画面が表示されました:
見事にアカウント同期できましたが:
目次の日本語が文字化けしています:
本文が日本語のテキストでは、本文は文字化けしていませんが、やはり目次が文字化けしています:
しかし、LC_ALL=C を指定せずに Kindle を立ち上げれば、フォントこそ汚いですが、文字化けせずに表示されました。これは普通にショートカットがデスクトップに自動で作成されているはずなので、そこから起動すれば勝手に日本語の文字化けが解消されるはずです:
つまりは、PlayOnLinux を使って Windows ソフトをインストールするときだけは LC_ALL=C の指定が必要であると考えられます。
一方で PlayOnLinux は Windows 向けの CD-ROM や DVD-ROM を挿入すると PlayOnLinux の自動実行インストールアシスタントが立ち上がります:
インターフェイスは見やすいカテゴリー配置など多くの点で mintInstall に似ています。
また、公式サイトでは1回のクリックでダウンロードしインストール可能な様々なプラグインが特別に提供されています。
エラー:
解決策:
sudo apt-get install p11-kit-modules:i386
sudo /usr/local/bin/getlibs -p p11-kit:i386
sudo ln -s /usr/lib32/i386-linux-gnu/pkcs11/p11-kit-trust.so /usr/lib/i386-linux-gnu/pkcs11/p11-kit-trust.so
PlayOnLinux とは
PlayOnLinux は Windows 上で動作するよう設計されたソフトウェアを Linux にインストールできるようにしてくれる Wine のフロントエンドです。CrossOver のような他のインストーラーとは違い、完全無料で Wine の力を引きだします。Wine を使用する中で特定のバージョンの Wine だと適切にアプリが実行されない時があります。PlayOnLinux は様々なバージョンの Wine を独立させ、特定の WINEPREFIX を割り当てます。これにより、その Windows アプリに合った Wine で動作させることができます。
公式サイトに掲載されてある特徴を以下に少し記すと:
- PlayOnLinux を使うのに Windows® のライセンスを所有する必要はありません
- 完全無料です
- Bash と Python を利用します
とは言ってもバグが無い訳ではなく、開発者はこう述べています:
- 時々パフォーマンスが落ちます (画像が流動的でなくなりグラフィックは鮮明さに欠ける時があります)
- 全てのゲームをサポートしている訳ではありません。ですが、手動でインストールスクリプトを使うことは出来ます
インストール
PlayOnLinux は公式サイト(http://www.playonlinux.com/en/) からダウンロード出来ます。別の方法としては公式の PPA からインストールすることができます。どの方法でもいいですが、標準リポジトリに含まれている PlayOnLinux のバージョンは 4.2.12-1 で、最新は 4.3.3 なので公式リポジトリを追加してインストールしたほうがより新しい PlayOnLinux を使えます。
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します:sudo apt install -y playonlinuxFirefox/Chrome の方はこちらをクリックしてもインストールできます:
インストール
公式 PPA:
リポジトリは Ubuntu のバージョンごとに分かれています。まずは、Linux Mint を使っている場合、以下のスクリプトを実行して Linux Mint のバージョンを Ubuntu のコードネームに換算して変数 $code に代入します:
リポジトリを追加します:
wget -q "http://deb.playonlinux.com/public.gpg" -O- | sudo apt-key add - && sudo wget http://deb.playonlinux.com/playonlinux_$code.list -O /etc/apt/sources.list.d/playonlinux.list && sudo apt update && sudo apt install -y playonlinux
PlayOnLinux 起動時に xterm が入っていないよとエラーが出たら:
sudo apt install -y xterm
使い方
ミントメニュー > ゲーム > PlayOnLinux から起動することが出来ますが、これでは矢印が回転したままで、ソフトを読み込んでくれません。ここでは言語環境を一時的に変更して端末より起動しなくてはいけません。つまり LC_ALL=C を指定しながら起動します:
LC_ALL=C playonlinux
[ Run ] : 選択したアプリを実行します。
[ Close ] : 「×」をクリックすれば通常アプリは終了しますが、中にはフリーズするアプリもあります。そういう時はこのボタンを押すことでシステムにダメージを与えることなく Wine を強制終了させます。
[ Install ] : 選択したアプリをインストールします。
[ Delete ] : インストール済のアプリをアンインストールします。
[ Configure ] : WINEPREFIX の設定ウィンドウを開きます。
Wine は Windows アプリをカプセル化するために WINEPREFIX というものを利用しています。このプレフィックスには Wine の設定ファイルや C ドライブのコピーが含まれています。この C ドライブのコピーの中で Windows アプリはインストールされます。それでは [ Install a program ] をクリックしてインストールできるアプリを表示します。矢印が回転している間、%が表示されないと待っていてもアプリは表示されません:
[ Accessories ] -> [ Amazon Kindle ] を選択し、右下の [ Install ] をクリックします:
ひたすら [ Next ] をクリックしましょう:
今回は PlayOnLinux にダウンロードしてもらいました:
いろいろなパッケージをダウンロードしてはインストールしてくれます:
Kindle のインストールが始まりました:
アカウントの入力画面が表示されました:
見事にアカウント同期できましたが:
目次の日本語が文字化けしています:
本文が日本語のテキストでは、本文は文字化けしていませんが、やはり目次が文字化けしています:
しかし、LC_ALL=C を指定せずに Kindle を立ち上げれば、フォントこそ汚いですが、文字化けせずに表示されました。これは普通にショートカットがデスクトップに自動で作成されているはずなので、そこから起動すれば勝手に日本語の文字化けが解消されるはずです:
つまりは、PlayOnLinux を使って Windows ソフトをインストールするときだけは LC_ALL=C の指定が必要であると考えられます。
一方で PlayOnLinux は Windows 向けの CD-ROM や DVD-ROM を挿入すると PlayOnLinux の自動実行インストールアシスタントが立ち上がります:
インターフェイスは見やすいカテゴリー配置など多くの点で mintInstall に似ています。
また、公式サイトでは1回のクリックでダウンロードしインストール可能な様々なプラグインが特別に提供されています。
トラブルシューティング
エラー:
p11-kit: couldn't load module: /usr/lib/i386-linux-gnu/pkcs11/p11-kit-trust.so: /usr/lib/i386-linux-gnu/pkcs11/p11-kit-trust.so: cannot open shared object file: No such file or directory
解決策:
sudo apt-get install p11-kit-modules:i386
sudo /usr/local/bin/getlibs -p p11-kit:i386
sudo ln -s /usr/lib32/i386-linux-gnu/pkcs11/p11-kit-trust.so /usr/lib/i386-linux-gnu/pkcs11/p11-kit-trust.so
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2022.09.19 Monday
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