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2022.09.19 Monday
2016.12.30 Friday
Linux Mint 19.x : 音楽・動画ファイル形式の変換を GUI で行う | 17:53 |
FFmpeg は音声ファイルや動画ファイルをエンコードしたりストリーミングしたりするのに使われるクロスプラットフォームに対応したコマンドラインツールです。FFmpeg については過去の記事で取り上げましたが、コマンドラインによる操作が嫌な人もいることでしょう。そこで今回は 3 種類の FFmpeg の GUI フロントエンドのインストール方法と使い方をシェアしたいと思います。
FFmpeg の GUI フロントエンドを見ていく前に、少し FFmpeg のコマンドの使い方を見ていきたいと思います。オプションの理解を深めるためと、もしかしたら GUI フロントエンドがなくても FFmpeg が使えると思ってもらえるかもしれないからです。
動画ファイルの情報の取得:
ffmpeg -i 動画ファイルのパス
動画ファイルを音楽ファイルに変換:
ffmpeg -i 動画ファイルのパス -vn -ar 44100 -ac 2 -ab 192k -f mp3 audio.mp3
-vn は動画のストリームをブロックしたり、動画の録画を無効にしたりします。つまり、音声だけにする際に使います。
-ar ではサンプリング周波数を指定します。44100 Hz は 1 秒間に 44100 個のデータを処理することを表します。CD 音源のサンプリング周波数は基本 44100 Hz なので、-ar 44100 はひと塊として覚えていいかもしれません。映像となるとまた話は違ってくるようです。
-ac はオーディオチャネルを表し、ざっくり言えばスピーカーの数を表しています。多くの場合は左右二つのスピーカーで聞くことになるので、-ac 2 で良いです。5.1ch 対応のスピーカーなどを利用している場合はここを変更する必要が出てきます。
-ab はビットレートを指定します。192k と指定すれば 192 kbit/s になります。
-f はここでは変換先のファイル形式を指定しています。しかし、ファイル形式は自動で検出されるため必要ない場合がほとんどです。
動画ファイルから音声を消し去る:
ffmpeg -i 動画ファイルのパス -an mute-video.mp4
連番の画像ファイルを束ねて動画に:
ffmpeg -f image2 -framerate 12 -i ./%04d.png -s 640x480 mergedvideo.avi
音声ファイルと動画ファイルを結合:
ffmpeg -i 音声ファイルのパス -i 動画ファイルのパス video_and_audio.avi
端末へコマンドをペーストするには
次のコマンドを実行します:
インストールが完了したら ミントメニュー > サウンドとビデオ > video converter(winFF) から起動できます。
例えば、動画を YouTube になりアップロードしたいとします。まずは [ 追加 ] ボタンを押して変換したい動画を選びます。次に [ 変換するターゲット ] では Websites を選択し、[ 形式(プリセット)の選択 ] では FLV にします。[ 出力フォルダー ] では出力先を適当に選びます:
右上に [ オプション ] ボタンがあります。動画のサイズやフレームレート、音量の調節をしたい場合はここをいじります。準備ができたら [ 変換 ] ボタンを押します:
端末が立ち上がり、変換が行われます:
モバイル端末向けに動画ファイルを変換するのに特化した FFmpeg の GUI フロントエンドです。iPhone や Samsung の Galaxy、PSP、Kindle Fire などに対応していますが、iPhone は 5 までしか対応していなかったり、かなり古いままアップデートされていない印象を受けます。
正直なところ、あえてこのツールを使うメリットはどこにもありません。しかし、使うことはできるので紹介してみることにします。
端末へコマンドをペーストするには
sudo apt install -y git python2.7 ffmpeg ffmpeg2theora python-gtk2
続いて必要なファイルをゲットし:
git clone http://github.com/pculture/mirovideoconverter3
起動してみます:
cd mirovideoconverter3 && python2.7 -m mvc.ui.widgets
起動できたら、変換したいファイルをウィンドウに D&D します。変換後の形式を選び:
[ Convert to ○○○ ] をクリックすれば:
~/Miro Video Conveter というフォルダーに変換後のファイルが生成されています:
注意点として [ Show output folder ] ボタンをクリックしても何も開かなかったりバグっぽい要素も散見されます。変換自体は問題なくできるみたいですが。
音声ファイル、動画ファイル、文書ファイルの形式を変換する万能なツールです。音声ファイルと動画ファイルの変換には FFmpeg を、画像や文書ファイルの変換には ImageMagick を使っています。Python3 と PyQt5 で作られています。
主な特徴:
対応している形式は以下のとおりです:
端末へコマンドをペーストするには
[ Add ] ボタンをクリックして変換したいファイルを指定し、ファイルの種類に応じて、[ Audio/Video ] か [ Images ] か [ Documents ] タブの中から一つ選び、変換後のファイル形式などを指定します。より詳細に指定したい場合は [ More ] をクリックします。保存先フォルダーを選んだら、最後に [ Convert ] をクリックします:
参考元: LinuxAndUbuntu, Lu 'Ciprian Blog
FFmpeg
FFmpeg の GUI フロントエンドを見ていく前に、少し FFmpeg のコマンドの使い方を見ていきたいと思います。オプションの理解を深めるためと、もしかしたら GUI フロントエンドがなくても FFmpeg が使えると思ってもらえるかもしれないからです。
動画ファイルの情報の取得:
ffmpeg -i 動画ファイルのパス
動画ファイルを音楽ファイルに変換:
ffmpeg -i 動画ファイルのパス -vn -ar 44100 -ac 2 -ab 192k -f mp3 audio.mp3
-vn は動画のストリームをブロックしたり、動画の録画を無効にしたりします。つまり、音声だけにする際に使います。
-ar ではサンプリング周波数を指定します。44100 Hz は 1 秒間に 44100 個のデータを処理することを表します。CD 音源のサンプリング周波数は基本 44100 Hz なので、-ar 44100 はひと塊として覚えていいかもしれません。映像となるとまた話は違ってくるようです。
-ac はオーディオチャネルを表し、ざっくり言えばスピーカーの数を表しています。多くの場合は左右二つのスピーカーで聞くことになるので、-ac 2 で良いです。5.1ch 対応のスピーカーなどを利用している場合はここを変更する必要が出てきます。
-ab はビットレートを指定します。192k と指定すれば 192 kbit/s になります。
-f はここでは変換先のファイル形式を指定しています。しかし、ファイル形式は自動で検出されるため必要ない場合がほとんどです。
動画ファイルから音声を消し去る:
ffmpeg -i 動画ファイルのパス -an mute-video.mp4
連番の画像ファイルを束ねて動画に:
ffmpeg -f image2 -framerate 12 -i ./%04d.png -s 640x480 mergedvideo.avi
音声ファイルと動画ファイルを結合:
ffmpeg -i 音声ファイルのパス -i 動画ファイルのパス video_and_audio.avi
WinFF
インストール
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。次のコマンドを実行します:
APT
sudo apt install -y winffインストールが完了したら ミントメニュー > サウンドとビデオ > video converter(winFF) から起動できます。
使い方
例えば、動画を YouTube になりアップロードしたいとします。まずは [ 追加 ] ボタンを押して変換したい動画を選びます。次に [ 変換するターゲット ] では Websites を選択し、[ 形式(プリセット)の選択 ] では FLV にします。[ 出力フォルダー ] では出力先を適当に選びます:
右上に [ オプション ] ボタンがあります。動画のサイズやフレームレート、音量の調節をしたい場合はここをいじります。準備ができたら [ 変換 ] ボタンを押します:
端末が立ち上がり、変換が行われます:
Miro Video Converter
Miro Video Converter とは
モバイル端末向けに動画ファイルを変換するのに特化した FFmpeg の GUI フロントエンドです。iPhone や Samsung の Galaxy、PSP、Kindle Fire などに対応していますが、iPhone は 5 までしか対応していなかったり、かなり古いままアップデートされていない印象を受けます。
正直なところ、あえてこのツールを使うメリットはどこにもありません。しかし、使うことはできるので紹介してみることにします。
インストール
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。まず依存関係を満たします:sudo apt install -y git python2.7 ffmpeg ffmpeg2theora python-gtk2
続いて必要なファイルをゲットし:
git clone http://github.com/pculture/mirovideoconverter3
起動してみます:
cd mirovideoconverter3 && python2.7 -m mvc.ui.widgets
使い方
起動できたら、変換したいファイルをウィンドウに D&D します。変換後の形式を選び:
[ Convert to ○○○ ] をクリックすれば:
~/Miro Video Conveter というフォルダーに変換後のファイルが生成されています:
注意点として [ Show output folder ] ボタンをクリックしても何も開かなかったりバグっぽい要素も散見されます。変換自体は問題なくできるみたいですが。
FF Multi Converter
FF Multi Converter とは
音声ファイル、動画ファイル、文書ファイルの形式を変換する万能なツールです。音声ファイルと動画ファイルの変換には FFmpeg を、画像や文書ファイルの変換には ImageMagick を使っています。Python3 と PyQt5 で作られています。
主な特徴:
- 多様なファイル形式に対応
- 使いやすい
- 一般的な変換オプション付き
- 20 カ国語に翻訳されている
対応している形式は以下のとおりです:
- 音声・動画ファイル形式:
aac, ac3, afc, aiff, amr, asf, au, avi, dvd, flac, flv, mka, mkv, mmf , mpg, mpg, ogg, ogg, psp, rm, spx, vob, wav, wm, wmv, など ffmpeg / avconv が対応する形式
- 画像・文書ファイル形式:
bmp, cgm, dpx, EPS, FPX, GIF, JBIG, JNG, jPEG, MrSID, p7, pdf, hammer, png, ppm, psd, laugh, TGA, TIF, WebP, XPM
doc -> odt, pdf
html - > oDT
oDP -> pdf, ppt
ODS -> pdf
oDT -> dOC, HTML, PDF, RTF, sxw, txt, xml
PPT -> oDP
rtf -> oDT
SDW -> oDT
sxw -> odt
txt -> odt
xls -> ods
xml -> doc, odt, pdf
インストール
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。APT
sudo add-apt-repository ppa:cteehayder/ffmulticonverter -y && sudo apt update && sudo apt install -y ffmulticonverter使い方
[ Add ] ボタンをクリックして変換したいファイルを指定し、ファイルの種類に応じて、[ Audio/Video ] か [ Images ] か [ Documents ] タブの中から一つ選び、変換後のファイル形式などを指定します。より詳細に指定したい場合は [ More ] をクリックします。保存先フォルダーを選んだら、最後に [ Convert ] をクリックします:
参考元: LinuxAndUbuntu, Lu 'Ciprian Blog
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2022.09.19 Monday
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