StarDict とは
StarDict は無料の辞書ツールです。StarDict 自体は辞書の GUI のみを提供するものであり、辞書データは別途用意する必要があります。もともと、オリジナルのプロジェクトは著作権侵害の報告があったために SourceForge から消されてしまいました。その際に殆どのファイルも消えてなくなりました。このプロジェクトは復活し、
http://www.huzheng.org/stardict/ にて配布されています。また、プロジェクトが消失した際に後継となるツール (GoldenDict など) も作られました。sdcv というコマンドラインツールも作られています。
主な特徴:
- オフラインでもオンラインで使用可能
- ワイルドカードを使った検索に対応
- あいまい検索
- 文章の翻訳(Google 翻訳などのウェブベース)
- ポップアップ表示に対応
- StarDict 用ファイル形式は *.idx, *.ifo, *.dict をまとめたもの
インストール
Ctrl
+
Alt
+
T
を押して端末を起動します。
端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+
Shift
+
V
を押します。
sudo apt install -y stardict
使い方
まずは辞書データをダウンロードします。ここでは
Quick Dictionaries で公開されているものを使います。外国人向けな感じですが、とりあえず使っていきます。例として英単語を日本語に訳したいと思います。
辞書ファイルを使うためには /usr/share/stardict/dic/ に置く必要があります。まずは辞書ファイルをダウンロードします:

ダウンロードしたディレクトリに移動したら:
cd ~/ダウンロード
解凍し:
tar xvjf stardict-quick_eng-jpn-2.4.2.tar.bz2
適切な場所にインストールします:
sudo mv -v stardict-quick_eng-jpn-2.4.2/ /usr/share/stardict/dic/
ミントメニューから StarDict を起動したら、試しにブラウザで英語のページにアクセスし、英単語を選択してみてください。このように表示されるはずです:

日本語訳がローマ字で見づらいです。なので、ひらがなで表示されるものを見つけました:
Japanese Dictionaries:
ちなみに、便利なショートカットキーに関しては以下があります:
スペース
検索バーにフォーカスを当てる
Esc
検索バーの文字を消す
このツールの利便性は使える辞書ファイルに大きく依存しそうです。
参考元 :
Ubuntubuzz