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2022.09.19 Monday
2017.11.05 Sunday
Linux Mint 18.2 : Windows 8/8.1/10 と Linux Mint をデュアルブートする方法 [MMD4コマ付] | 02:17 |
Linux Mint は数ある Linux ディストロの中でも一位二位を争うほど人気のある Linux です。個人的にもほかの OS よりも Linux Mint を推奨しています。インストールできる/されているアプリやパッケージ、メディア関連のプラグインが素晴らしいので独創的な体験が味わえます。しかし、Linux では使えないソフトを使いたいために、Windows 10 とデュアルブートする必要がある場合どうしたらいいでしょうか。今回はデュアルブートする方法を述べていきます。
管理人さんは実際にデュアルブート環境を構築していません。できる範囲内で自分でスクリーンショットを撮り、できない部分は参考元の記事から画像を借用(引用)しています。なので数値の整合性が取れてない箇所がありますが、文章のほうを参考にしてくださいね。
どちらか一方を仮想化して OS 上で別の OS を動かすとパフォーマンスが落ちてしまいます。Linux Mint と Windows 10 をデュアルブートすれば、パフォーマンスを落とさずに二つの世界を楽しむことができます。
必要条件
- Windows 10 のインストール
まず確認すべきことはパソコンに Windows 10 がすでにインストールされており稼働することです。もし Windows 10 が入っていなければ Linux Mint をインストールするよりも先に Windows 10 をインストールしてください。Linux Mint をインストールしてから Windows 10 をインストールしてもうまくいかないことがあります。
- データのバックアップ
次にすべきことは Windows 10 をしばらく使っているならバックアップを取ることです。デュアルブートにする過程は複雑ではないにせよ、何かの手違いが起こる可能性は否定できません。
- Windows 回復ドライブの作成
何かの手違いが起きた時に Windows OS を再インストールする必要が出るかもしれません。回復ドライブはコントロールパネルから回復ドライブの作成をえらぶことで作成できます:
OEM 版を使っていれば、リカバリー領域を使う必要性が出てくるかもしれません。そして重要なことですが今後 Linux Mint だけをアンインストールしたい場合、Windows ブートローダーを修復する際にも使用します。
高速スタートアップを無効にする
ウィンドウズ
+X
で表示されるメニューより [ コントロールパネル ] を開きます:[ 表示方法 ] を [ 小さなアイコン ] にし [ 電源オプション ] -> [ 電源ボタンの動作を選択する ] -> [ 現在利用可能ではない設定を変更します ] とクリックしていき、下にスクロールして [ 高速スタートアップを有効にする ] のチェックを外して [ 変更の保存 ] をクリックします:
セキュアブートを無効にする
Windows 8 からセキュアブートが導入されました。これを無効にしないと Linux を実行できません。というわけで、セキュア ブートの無効化などを参考にしながらセキュアブートを無効にしてみてください。割愛します:
Linux Mint のダウンロード
Linux Mint には執筆時現在 Cinnamon、MATE、KDE、XFCE の 4 つのフレーバーがあります。低スペックでは XFCE か MATE、そうでなければ Cinnamon や KDE が候補になりますが、どれを選べばいいかわからない場合は Cinnamon か MATE を推奨します。システムが 64bit であれば 64bit 向けの Linux Mint を選ぶことを忘れないでください。
linuxmint.com/download.php
or
ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/linuxmint/isos/stable/
ダウンロードした ISO ファイルは破損していないかチェックします。Linux Mint を USB メモリーにインストールするまでの手順で「MD5 & SHA Checksum Utility」を使った方法を述べています。
ISO イメージをディスクに焼く
エクスプローラーで ISO ファイルをドラッグアンドドロップするのは誤りです。専用のツールを使いましょう。
- ISO をディスクに焼く場合:
ダウンロードした ISO ファイルを右クリックし [ ディスクイメージの書き込み ] を選びます:
[ 書き込み後のディスクの確認 ] にチェックを入れ [ 書き込み ] ます:
- ISO を USB に入れる場合:
まずはエラー回避のために USB メモリーをフォーマットしておきましょう。ドライブのアイコンを右クリックして表示されるメニューより [ フォーマット ] をクリックします。もちろん、中のデータは消えます。設定はデフォルトのままでかまいません。(今回は都合により名前が「回復」になっていますが、本当なら「Linux Mint 18.2 Cinnamon」のようなわかりやすい名前がいいでしょう):
ブータブル USB を作成するツールはいろいろありますが、今回は Rufus を使ってみたいと思います。まずは Rufus をダウンロードしましょう。起動したら、[ デバイス ] では目的の USB メモリーを指定します。[ フォーマット設定 ] で、ディスクのアイコンをクリックしてダウンロードした ISO ファイルを選びます。残りの設定はデフォルトでかまいません。選び終わったら [ スタート ] をクリックします:
Linux Mint 用に空きスペースを作成
Linux Mint のために HDD(SDD) に空きスペースを作ります。これを行うには Windows 標準のディスク管理ツールを使うか、Paragon Partition Manager や EaseUS Partition Manager ようなサードパーティー製アプリを使います。Linux Mint のインストールには最低 20GB のスペースが必要です。この空きスペースを作る作業は後のインストール過程でもできます。
ウィンドウズ
+R
を押して表示されるダイアログにdiskmgmt.mscと入力し
Enter
を押します:このような画面が表示されます:
分割したいパーティション(ここでは C ドライブ。D ドライブも作っている人は D ドライブでも可)を右クリックし [ ボリュームの縮小 ] をクリックします:
[ 縮小する領域のサイズ ] に Linux Mint 用の空きスペースのサイズを指定します(画像では / に 20GB、スワップ領域に 6GB を割り当てるつもりで 26GB にしていますが、実際のところ 40GB 以上はほしいところです。内訳としては / に 20GB、スワップに 4〜8GB、/home に 10GB 以上はほしいところだからです):
空きスペースができたのがわかります:
パソコンを再起動しライブUSB/ディスクから起動
起動可能な USB メモリー/ディスクが準備できているはずなので、USB メモリーかディスクを挿入してシステム起動します。BIOS 画面が表示されたら注意して見てどのファンクションキーを押せばブートメニューに入れるか確認しましょう。そのファンクションキーを押せばどのドライブから起動するか聞かれるので USB メモリーか光学ドライブを選択して Linux Mint を起動します。10 秒放置しておけば自動的に Linux Mint が立ち上がりますが、何かキーを押した場合は画像のようにメニューが表示され、そこから [ Start Linux Mint ] を選んでもかまいません:
インストールの開始
デスクトップにある [ Install Linux Mint ] アイコンをダブルクリックしてインストールを始めることができます。表示される画面では、言語設定、サードパーティー製のグラフィックやマルチメディア関連のパッケージをインストールするか選べたり、空きスペースは十分かチェックが行われたりします:
パーティションの設定
先ほど空きのパーティションを作ったのであれば [ Install Linux Mint alongside Windows 10(Linux Mint を Windows 10 とは別にインストール) ] を選びましょう。自動的にパーティションをセットアップしてくれます(画像では Linux Mint がすでにインストールされているパソコンを使っているため、表示が [ Linux Mint を Linux Mint とは別に(以下略) ] となっています):
スライドさせてスペースを調節することができます:
下方にある [ 拡張パーティションツール ] リンクをクリックしてパーティションの編集を行います。ここは Windows を消していしまうかもしれない重要な作業です。慎重に行いましょう。この作業は行わなくても大丈夫です。「スワップ領域を作成したい」「/home ディレクトリを別にしたい」という方のみ対象です。ここでは、スワップ領域と / と /home をセットすることにします。まずは作成した [ free space(空き領域) ] を選択し [ + ] をクリックします:
BIOS + MBR であれば作成できる基本(primary)パーティションが 4 つまでという制約がありました。そこで拡張パーティションの中に多数の論理パーティションを作成することで 4 つ以上のパーティションを区切ります。この場合は論理にセットします。以下の画像ではすべて論理(logical)でセットしています。BIOS + MBR であればすべて論理パーティションで問題ないでしょう。レガシーモードの場合もこちらになります。
ところが、昨今普及した UEFI + GPT 管理の場合、128 個の基本パーティションが設定できます。つまり、この場合ほぼ論理パーティションだの基本パーティションだの考える必要なく、すべて基本パーティションのままで問題ありません。
脱線
では、どうやってシステムが MBR を使っているのか、GPT を使っているのか知れるのでしょうか。Windows で行う方法は実にシンプルです。
ウィンドウズ
+X
で表示されるメニューより [ コントロールパネル ] をクリックしたら [ 管理ツール ] をクリックします:次に [ コンピューター管理 ] をクリックします:
[ ディスクの管理 ] をクリックします。もっともこの画面を出す方法は上述の diskmgmt.msc を入力する方法でも構いません。なんとなく別の方法でのやり方を知ったので載せてみました:
ディスク番号がリストされているグレーのゾーンを右クリックし、表示されるメニューより [ プロパティ ] をクリックします:
[ ボリューム ] タブ下の [ パーティションのスタイル ] 欄を見ます:
MBR か GPT かの確認は以上です。このことは Linux Mint をインストールしようとする前にやっておくといいでしょう。
話を戻すと。。。
/ には最低 20GB ほど割り当てるといいでしょう。/ は Windows でいうところの C ドライブにたとえらることがあります:
スワップ領域は物理メモリと同等か2倍程度割り当てるのが普通です(スワップ領域は不要だという議論もあります):
/home には残りすべてを割り当てます:
/ と /home に関しては [ フォーマット ] にチェックを入れておきましょう:
「続けると、以下に挙げた変更はディスクに書き込まれます。あるいは、手動でさらに変更を加えることができます。以下のデバイスのパーティションテーブルが変更されます:
(略)
以下のパーティションは初期化されます:
(略)」と表示されます。インストールを続行にするには変更を承認する必要があります:
もし、先ほど空きのパーティションを作っていないのであれば、[ Install Linux Mint alongside Windows 10(Linux Mint を Windows 10 とは別にインストール) ] ではなく [ Something else(その他) ] を選びます。この場合の手順は行っていないので割愛します。
HDD(SSD) が一つの時はブートーローダーのインストール先はいじる必要はないでしょう。しかし、複数ある場合は、インストールする前にインストールしたいHDD(SSD)だけにして、間違ってインストールしてしまうのを防いでおいたほうが賢明です。
残り
場所を指定したり、日本語キーボードを選ぶだけです。Linux Mint を USB メモリーにインストールするまでの手順の最後のほうで述べています。
再起動すれば Grub メニューが表示され Windows を立ち上げるか Linux Mint を立ち上げるか選べるようになっているはずです。そうでなければ何らかのファンクションキーを押さないと表示されないかもしれません:
参考元1: LinuxAndUbuntu
参考元2: itsfoss.com
参考元3:tecmint.com
参考元4: エンジニアの入り口
参考元5: gHacks
| Linux |
2022.09.19 Monday
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