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Linux Mint LXDE : [レビュー]Linux Mint 18.3 LXDE 非公式版をインストール 01:26
アイキャッチ
ドイツのコミュニティで非公式ながら Linux Mint 18.3 LXDE エディションをリリースしているのを発見しました。ドイツのコミュニティで作られているため、インターフェイスはドイツ語です。しかし、Linux Mint を長年使っていれば言語の変更などは造作もないことわかるでしょう。今回はそんな Linux Mint 18.3 LXDE エディションをインストール & 日本語化 & レビューしていきます。

Linux Mint 18.3 LXDE とは


2008 年に開設された LinuxMintUsers.de のフォーラム内で公開されている非公式 LXDE エディションです。

主なパッケージのバージョン:
* lightDM 1.18.3
* LXDE 0.8.2
* Kernel 4.10.0-38
* Firefox 57.0
* LibreOffice 5.1.6.2

必要要件:
* 32ビット PAE 対応 CPU、または 64 ビット CPU
* 384 MB の RAM (快適な使用には 1GB 以上を推奨)
* 15GB の空き容量 (20GB 以上を推奨)
* 解像度 1024×768 以上
* DVD ドライブあるいは USB ポート

ライブ USB を起動するまで


ISO をダウンロード & ハッシュ値計算


ISO ファイルは SourceForge.net にアップロードされています。[ Download Latest Version ] をクリックしてください。

ハッシュ値の計算は以下のコマンドでできます:
sha256sum ISOファイルのパス
しかし、公式サイトに 20171126-rc.iso のハッシュ値は載せていても 20171214.iso のハッシュ値は探しましたが見当たりませんでした。

もし 20171126-rc.iso の方で良ければこちらのコマンドを使ってみてください。
32-Bit:
wget -O linuxmint-18.3-lxde-32bit.iso http://downloads.sourceforge.net/linuxmintdeutsch/inoffizielles-linuxmint-18.3-lxde-32bit-de-20171126-rc.iso && sha256sum linuxmint-18.3-lxde-32bit.iso
64-Bit:
wget -O linuxmint-18.3-lxde-64bit.iso http://downloads.sourceforge.net/linuxmintdeutsch/inoffizielles-linuxmint-18.3-lxde-64bit-de-20171126-rc.iso && sha256sum linuxmint-18.3-lxde-64bit.iso
SHA-256-Hash(掲載されているページ: こちら):
32-Bit:
AB4A0BD6E437BFBF1E9B81C400055C3E2A9A312D5BF47CB758F809DF8DA0F000

64-Bit:
F95FE91B2859F1F6942111F3D83ED8C5A6B8C540FFC786430C947D476B94FC6C


ライブ USB から起動〜インストールまで


今回の ISO ファイルは 1.7GB ほどあるので、少なくとも 2GB 以上の USB メモリーが必要でしょう。もちろん DVD に焼いてもかまいせん。今回はメインで使用している Linux Mint 18.3 Cinnamon の「USB フォーマッタ」で FAT32 形式で初期化したあと、「USB イメージライタ」アプリを使用してライブ USB を作成しました。

作成したら、再起動し BIOS(UEFI) 画面で USB (また DVD ドライブ) から起動し、Linux Mint をテストランさせます。

起動に成功するとこのような画面が表示されるでしょう。ドイツ語ですね:
Bildschirmfoto vom 2018-01-22 08-14-04
画像をクリックで拡大できます


インストール過程


デスクトップにある「Install」アイコンをダブルクリックし最初に出てくる画面で [ 日本語 ] を選べばインストール過程はすべて日本語(一部英語、一部ドイツ語)で進みます:
Bildschirmfoto vom 2018-01-22 08-15-48

Bildschirmfoto vom 2018-01-22 08-16-16

Bildschirmfoto vom 2018-01-22 08-18-25

Bildschirmfoto vom 2018-01-22 08-21-22

Bildschirmfoto vom 2018-01-22 16-30-17

Bildschirmfoto vom 2018-01-22 16-31-37

Bildschirmfoto vom 2018-01-22 16-31-53

ちゃんと日本語パッケージがインストールされているようです:
Bildschirmfoto vom 2018-01-22 17-03-52

とここまで見てきてわかるように、公式版の ISO を使ってやる場合と大差ありません。ここで言語の壁を感じることはないでしょう。

再起動をかけ実際に使ってみることにします:
Bildschirmfoto vom 2018-01-22 17-08-15

日本語化


メニューから [ Sprachen ] を起動します。Sprachen はドイツ語で「言語」という意味です:
Auswahl_001

[ Sprachen ] タブでは以下のように変更します。ドイツ語でスクリーンショットをとるのを忘れたため日本語で代用しています。こっちのほうがわかりやすいでしょう:
範囲を選択_004

[ Eingerbemethode ] タブでは [ Japanisch ] の [ Installieren ] をクリックして日本語の IME をインストールします:
Spracheinstellungen_002

ログアウトし再ログインして変更を反映させます。ログインするとこのような画面が表示されるので [ 名前を更新する ] をクリックします:
タイトルの無いウインドウ_003

メニューの一部を残して日本語表示できました:
デスクトップ1_002
画像をクリックで拡大できます


システムトレイのキーボードのアイコンのメニューから [ 日本語 - Mozc ] をクリックします:
範囲を選択_002

日本語入力も問題なく出来ます:
範囲を選択_004

端末の出力も日本語です:
shellingford@linuxmint ~_003

デフォルトで採用されているアプリ


通常、LXDE に入っているパッケージ(アプリ)は次のように軽量なものが採用されています:
  • WM: OpenBox
  • FM: PCManFM
  • 端末: LXTerminal
  • 画像ビューア: GPicView
  • エディタ: Leafpad
  • Office: AbiWord、Gnumeric

この Linux Mint LXDE エディションも例によって、同じものがデフォルトで入っていますが、AbiWord, Gnumeric は入っていませんでした。その代わり他のエディションと同様に LibreOffice が採用されています:
Screenshot from 2018-01-23 17-14-17
画像をクリックで拡大できます


Linux Mint であれば X-Apps もプリインストールされていて欲しいものですね。メニューから探してみると確かにデフォルトで X-Apps も入っていました:
Screenshot from 2018-01-23 01-17-57
画像をクリックで拡大できます


mintTools も入っています:
デスクトップ1_002
画像をクリックで拡大できます

所感


やっぱり軽かった


翻訳ミスでしょうか。「7873MB 中 326MB が使用中」となるべき箇所が逆になっています。それはさておき、タスクマネージャと GNOME スクリーンショットを起動しても、たった 326MB しか使用されていないのは流石と言わざるを得ません:
Screenshot from 2018-01-23 01-07-26

確かに 100MB 程度しか使用しないような超軽量なウェブブラウザがあれば 512MB しかメモリを積んでいない昔のパソコンでもネット閲覧用として蘇るかもしれません。というわけで軽量ブラウザと謳う「min」でブラウジングし、メモリ使用量を計測してみました:

タブは 2 つ開き、片方は Google 検索、もう片方は YouTube で動画を見ています:
Screenshot from 2018-01-23 17-48-34
画像をクリックで拡大できます


573MB でした。少々残念な結果です。512MB で快適なウェブブラウジングはできないでしょう。開くタブは最小限に抑え、動画を見なければなんとか 512MB には到達せずにすむかどうかという際どいラインです。今回、8GB 積んだパソコンで使用しましたがかなりサクサク動いてくれます。ミドルレンジ以下のマシンで、Cinnamon や MATE を使っている方は一度このサクサク感を味わってみるといいと思います。

メニューからアプリを検索できない。。。でも


Cinnamon、MATE、Xfce、KDE のメニューでは、文字を入力し始めるとアプリの検索ができます。しかし、LXDE では見ての通り、検索バーがありません。KDE の KRunner のような機能もなさそうです:
範囲を選択_005

しかし、これは GNOME Do を使えば解決することができます:
sudo apt install -y gnome-do
次に、
F12
で GNOME Do を表示するようにすると便利です。Xed で所定の設定ファイルを編集しましょう:
xed ~/.config/openbox/lxde-rc.xml
<keybind>〜</keybind>の中に以下を追記しましょう:
    <!-- launch GNOME Do -->
<keybind key="F12">
<action name="Execute">
<command>gnome-do</command>
</action>
</keybind>
</keyboard>

範囲を選択_004

ログアウトしログインし直すと
F12
で GNOME Do が起動できるようになっているはずです:


「ゴミ箱を空にする」がない


ご覧の通りありません (´Д`;):
範囲を選択_003

しかし、ゴミ箱をファイルマネージャで開けば、選択したファイルを削除することはできます:
範囲を選択_004

全部を一括で削除するには
Ctrl
+
A
で全選択したあと右クリックメニューから [ 削除 ] を選べばすむことですが、いちいちファイルマネージャを開かないといけないのは面倒に思います。そこで次のようにして右クリックメニューに [ ゴミ箱を空にする ] を追加します。まず ~/.local/share/file-manager/actions/ ディレクトリを作成します:
mkdir -p ~/.local/share/file-manager/actions/
次に、このディレクトリの中に empty.trash.can.desktop という名前のテキストファイルを作ります:
cd ~/.local/share/file-manager/actions/ && touch empty.trash.can.desktop
Xed を起動し:
xed empty.trash.can.desktop &
以下を貼り付け保存します:
[Desktop Entry]
Type=Action
Tooltip=ゴミ箱を空にする
Name=ゴミ箱を空にする
Profiles=profile-zero;

[X-Action-Profile profile-zero]
MimeTypes=inode/directory;
Basenames=trash:///
Exec=/usr/bin/trash-empty
Name=Default profile

こちらをインストールします:
sudo apt install -y trash-cli
ログアウトし再ログインすればメニューに追加され、ここから空にできます:
範囲を選択_005

×スナップ機能がない


スナップ機能というのはウィンドウを左半分、右半分、上半分、下半分などに表示できる機能です:
(Vista 風にカスタマイズした)Cinnamon でのスナップ機能


これが LXDE では標準ではついていないようです。解決策を見つけたので試してみましたが、結果は失敗に終わりました。一応試みた内容を残しておきます。まず必要な依存関係を満たします:
sudo apt install -y build-essential libx11-dev libgtk-3-dev wmctrl git
つぎに GitHub から OPENSNAP という LXDE にスナップ機能をつけるツールのソースをダウンロードし、ビルドしてインストールします:
git clone https://github.com/lawl/opensnap.git && cd opensnap && make && sudo make install && mkdir -p ~/.config/opensnap && cp /etc/opensnap/* ~/.config/opensnap/
opensnap がログイン時に自動で起動するようにします。設定ファイルを開きます:
gksu xed /etc/xdg/lxsession/LXDE/autostart
以下を追記します:
@opensnap -d

範囲を選択_001
再ログインしてスナップ機能を試して見るわけですが、機能しませんでした。LXDE ではタイトルバーを左右の画面端に D&D すると、ワークスペースを切り替えることが出来ます。例えば、初期のワークスペースで Firefox のタイトルバーを掴んで画面端に D&D したら、ワークスペース 2 に Firefox のウィンドウが移動する感じになります。

メニューの日本語化できてない部分が気になる


メニューの表記もログアウトの表記もドイツ語のままです。ちなみに [ Abmelden ] はドイツ語で [ ログアウト ] という意味で、ここから [ シャットダウン ] が選べます:
デスクトップ1_005

差し支えないので問題ないといえば問題ないのですが。。。

結論


ドイツ人向け Linux Mint 18.3 LXDE 非公式版は日本人にとっても使える範囲であることがわかりました。ほかのデスクトップ環境と混在していないため、メニューがすっきりしていますし、サクサク軽快に動くのでストレスフリーな Linux ライフを送れるでしょう。LXDE しか使わないと決めている方であれば、間違いなく候補の一つとしてお勧めできます。しかし、他のデスクトップ環境と比較するとデフォルトでの機能の不足感は多少あります。それ故の軽快さなのですが、不足を感じる人は素直に Xfce を使うといいと思います。

クレジット: (c)Mirai Akari Project
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