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2022.09.19 Monday
2018.02.16 Friday
Linux Mint 18.3 (& Arch): lightDM・MDM・GDM・SDDM のテーマを変更する | 00:55 |
Greeter あるいはディスプレイマネージャーとも言われるロック画面は、見た目においてまだまだ改善の余地を残していると思います。幸い、ロック画面を変更したり、テーマを変えたり、他のディスプレイマネージャーを使ったり出来ます。
今回はログイン画面の背景を変えたり、テーマを適用したり、ディスプレイマネージャーを変えていく方法を見ていくことにします。
使っているディスプレイマネージャーは何?
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。cat /etc/X11/default-display-manager
Linux Mint 18.3 を使っていれば出力は以下のようになるはずです:
/usr/sbin/lightdm
LightDM Display Manager を使っていることがわかりました。
背景画像、テーマなど変更
メニューから [ ログイン画面 ] 起動し変更を加えます:
再起動をかけます。
LightDM
一番有名なディスプレイマネージャーは GDM ですが、次に有名なのはおそらく LightDM です。LightDM をインストールするには以下を実行します:
Linux Mint(18.2〜18.3 を使っていればインストール済):
sudo apt install -y lightdmArch Linux:
sudo pacman -S lightdm
テーマを追加
lightdm-webkit2-greeter をインストールすればもっとテーマを利用できます。
Linux Mint 18.x:
64bit:
wget -O lwg.deb https://download.opensuse.org/repositories/home:/antergos/xUbuntu_16.04/amd64/lightdm-webkit2-greeter_2.2.5-1+15.5_amd64.deb && sudo dpkg -i lwg.deb32bit:
wget -O lwg.deb https://download.opensuse.org/repositories/home:/antergos/xUbuntu_16.04/i386/lightdm-webkit2-greeter_2.2.5-1+15.5_i386.deb && sudo dpkg -i lwg.deb
LightDM Webkit2 Greeter を使うには /etc/lightdm/lightdm.conf の [Seat:*] のセクションの greeter-session の値を lightdm-webkit2-greeter に変更します:
xed admin:///etc/lightdm/lightdm.conf
[Seat:*]
(略)
greeter-session=lightdm-webkit2-greeter
Arch Linux:
yaourt -S lightdm-webkit2-greeter
material
テーマをインストールするには /usr/share/lightdm-webkit/themes/ にテーマファイルをダウロード(clone)します。まず git をインストールし:
sudo apt install -y git
テーマをダウンロードします:
cd /usr/share/lightdm-webkit/themes/ && sudo git clone https://github.com/artur9010/lightdm-webkit-material.git material
/etc/lightdm/lightdm-webkit2-greeter.conf ファイルを編集しテーマに material を使うよう指定します:
sudo nano /etc/lightdm/lightdm-webkit2-greeter.conf
[ greeter ] セクションの
webkit_theme = antergosを
webkit_theme = materialに変更します。
再起動しましょう。下の2つもテーマの変更の仕方はこれと同じです。
aether
cd /usr/share/lightdm-webkit/themes/ && sudo git clone https://github.com/NoiSek/Aether.git aether
webkit_theme = aether
antergos
デフォルトで入っています。
webkit_theme = antergos
MDM
Linux Mint 18.1 まで採用されていたディスプレイマネージャーです。テーマが豊富にあるため、18.2 以降でも MDM を使い続けたいというユーザーはフォーラムで散見されます。
Linux Mint:
sudo apt install mdm -yArch:
wget https://aur.archlinux.org/cgit/aur.git/snapshot/mdm-display-manager.tar.gz
tar xzf mdm-display-manager.tar.gz
cd mdm-display-manager
makepkg
sudo pacman -U mdm-display-manager-*.pkg.tar.xz
テーマを追加する
テーマを追加するには tar.gz ファイルをダウンロードし [ ログイン画面 ] の [ + ] ボタンからダウンロードしたファイルを選択すれば、追加できます:
Arc-Wise-Userlist
デフォルトで入っています。
Liminality
MDM Anime Theme: Liminality - www.cinnamon-look.org
HexLogin
HexLogin - www.cinnamon-look.org
GDM
GNOME Display Manager の略で、Ubuntu 17.10 から Ubuntu 標準のログインマネージャーになっています。
記事を書く上で Linux Mint 18.3 Xfce に GDM をインストールしてみたところ、GDM を有効にして起動するとデスクトップ環境が GNOME になるという副作用がありました。LightDM に戻せば、デスクトップ環境も元に戻せますが、インストールするならこの点には留意してください。
インストールするには以下を実行します。
Linux Mint:
sudo apt install gdm3 -yArch:
sudo pacman -S gdm
現在のテーマのバックアップをとっておきます:
sudo cp -v /usr/share/gnome-shell/gnome-shell-theme.gresource{,-old}
テーマは gnome-shell-theme.gresource ですが、このファイル自身はバイナリデータになっているので直接編集ができません。そこで DevPy の GitHub からスクリプトをダウンロード(clone)し ./extract.sh を実行することで ./extract.sh のあるディレクトリの「theme」ディレクトリに現在のテーマを展開します:
cd && git clone https://github.com/devpytech/scripts.git devpytech && cd devpytech/gresource-extract && ./extract.sh
「theme」フォルダーに展開された gnome-shell.css を編集します。フォントを変更する場合は以下をいじります:
stage {
font-family: Cantarell, Sans-Serif;
font-size: 11pt;
color: #eeeeec; }
背景画像を変更するには background.jpg を希望の画像ファイルに変えるのが手っ取り早いです:
変更が終われば ./build.sh を実行して gnome-shell-theme.gresource を生成します:
cd ~/devpytech/gresource-extract && ./build.sh
次に、gnome-shell-theme.gresource を上書きします。後悔しないように上述したコマンドでバックアップはとっておきましょう:
cd theme && sudo mv gnome-shell-theme.gresource /usr/share/gnome-shell/gnome-shell-theme.gresource
最後に再起動すれば変更が反映されているはずです:
スクリプトを使ってテーマを追加する
Arc:
Pop:
Vertex:
cd && git clone https://github.com/devpytech/gtk-gresource.git && cd gtk-gresource
スクリプトを使ってテーマをビルドし、変更します。Arc は希望のテーマに置き換えます:
./build.sh Arc
./switch.sh Arc
使えるテーマの種類は以下のとおりです:
- Arc
- Arc-Dark
- EvoPop
- Pop
- Pop-dark
- Vertex
再起動をかければ変更が反映されているはずです。
SDDM
SDDM は KDE Plasma 5 で標準採用されていることで有名です。
インストールするには以下を実行します:
記事を書く上で Linux Mint 18.3 Xfce に SDDM をインストールしてみたところ、デスクトップは立ち上がりましたが、パネルが上部に配置されたり、メニューのアイコンが Xfce のものになったりログイン画面と関係ない箇所にも少し変化が見られました。壊れはしないものの GNOME 系のデスクトップ環境の方はインストールすべきでないように思えます。
Linux Mint:
sudo apt install sddm -yArch:
sudo pacman -S sddm
テーマを追加
テーマをインストーするには /usr/share/sddm/themes/ にテーマを保存します。フォルダー名はテーマの名前と同じにします。テーマを適用するには /etc/sddm.conf 内の [ Theme ] セクションの Current の値を希望のテーマの名前に変更します。
例:
[Theme]
Current=aerial
Aerial
cd /usr/share/sddm/themes && sudo git clone https://github.com/3ximus/aerial-sddm-theme.git aerial
Deepin
cd /usr/share/sddm/themes && sudo git clone https://github.com/Match-Yang/sddm-deepin.git deepin
ディスプレイマネージャーの切り替え
ディスプレイマネージャーをインストールする過程で切り替え画面が表示されますが、あとから意図的に変更するには dpkg-reconfigure コマンドを使います。例として LightDM から GDM に変更する方法を紹介します。
Linux Mint:
sudo dpkg-reconfigure gdm3
[ パッケージの設定 ] ダイアログが表示されます。<了解> をクリックして下の画面に移ります。矢印キーを使って [ gdm3 ] がハイライトされるようにし、
Tab
を押してEnter
を押します:再起動してください。
参考元: devpy.me
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2022.09.19 Monday
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