Foobar2000 とは
ハイレゾに対応していることから Windows でとても人気のある音楽プレイヤーです。Snap 経由でとうとう Linux でも簡単にインストールできるようになりました。Wine ベースで動作しますが、Wine を意図的にインストールする必要はありません。
主な特徴:
- サポートされている音楽形式: mp3、mp4、aac、音楽 CD、wma、voribis、opus、flac、wavpack、wav、aiff、musepack、speex、au、snd など。
- ギャップレス再生
- ユーザーインターフェイスのレイアウトが容易
- 高度なタグ編集機能
- 音楽 CD のリッピング、音楽形式の変換に対応
- ReplayGain (音量を自動調節してくれる機能)に完全対応
- キーボード・ショートカットが設定可能
- サードパーティ製の拡張機能でプレイヤーの機能を拡張可能
インストール
Ctrl
+
Alt
+
T
を押して端末を起動します。
端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+
Shift
+
V
を押します。
Snap でインストールしたことがない方のみ次のコマンドを実行して Snap パッケージがインストールできるようにします:
sudo apt install snapd snapd-xdg-open
foobar2000 をインストールします。フラッグ --classic はインストールディレクトリ外のファイルにもアクセスできるようにするために必要です。また、うまく動作させるために更に 3 つのコマンドを実行してください:
snap install foobar2000 --classic && sudo snap connect foobar2000:hardware-observe core:hardware-observe && sudo snap connect foobar2000:process-control core:process-control && sudo snap connect foobar2000:cups-control core:cups-control
アンインストールしたくなったら以下を実行します:
snap remove foobar2000
文字化け解消
Foobar2000 は Linux では Wine で動いているため、Wine 特有の文字化け(いわゆる豆腐)の問題にぶつかります。そこで Wine の文字化け解決法を適用します。$HOME/snap/foobar2000/common/.wine/drive_c/windows/Fonts/ に Windows にインストールされているフォントを全部コピーします:
これで自分の環境ではファイルの文字化けを解決することができました。
使い方
foobar2000 Wiki が詳しいので、詳細なところは Wiki に譲るとして、簡単に起動から音楽を聴くところまでざっと通してみます。
まず起動するとレイアウトが聞かれます。このレイアウトの設定は後で [ View ] -> [ Layout ] -> [ Quick setup ] からやりなおせるのでテキトーで構いませんが、記事上部のアイキャッチ画像のようなレイアウトを望むなら、以下のように設定してください:
次に、USB DAC などを使っている方はそこから出力するよう設定します。[ Output data format ] も USB DAC が対応しているビット数まで上げておきます。[ Libray ] -> [ Config ] -> [ Playback ] -> [ Output ] でたどれます。自分の環境では USB DAC はないのでデフォルトのままで行きます:
最後に、[ File ] -> [ Add folder ] からミュージックフォルダーを選択しましょう:
ハイレゾで再生できているかどうかはウィンドウの下のバーを見たらわかります(画像はハイレゾではありません):
Enjoy!:
参考元:
UbuntuHandbook
クレジット: (C)Kizuna Ai