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2022.09.19 Monday
2018.03.06 Tuesday
Linux Mint 18.3 : GTK テーマの色を変更「Oomox」 | 05:06 |
GTK2/GTK3 テーマカラーを手軽にカスタマイズしたいと思ったことはありませんか。Oomox を試してみましょう。
Oomox とは
Oomox は予め用意されている Linux デスクトップの GTK テーマの色を微調整できるプログラムで、調整したテーマセットは保存出来ます。ライトテーマ、ダークテーマ、クラシックテーマ、ワイルドテーマ、、、どんなテーマにするかはあなたの想像力次第です。
どういったものが変更できるのか?
変更できるのは色のみです。GTK テーマはウィンドウのパーツの外観を制御しているため、Oomox はウィンドウのパーツに様々な色を割り当てることができます。背景色、文字の色、メニューバーの色などを変更できます:
しかし、Oomox はウィンドウを透過させたり、プルプルさせたりするような魔法は使えません。ボタンの角を丸くしたり、グラーデーションをかけたりなどの小さな変更はできますが、それだけです。Oomox の目的は新規カラースキームを作成することで、この目標をうまく達成してくれます。
Cinnamon デスクトップ環境ではバーが GTK テーマで制御されていないので、GTK テーマだけ作ってもバーのテーマは変更されません。また、別のテーマ(cinnamon.css)を必要とします。
Oomox は Numix、Materia テーマの色をカスタマイズするツールとして謳われていますが、Numix、Materia テーマをインストールしていなくてもちゃんと動作してくれます:
アイコンは Gnome-Colors ベースのものと Archdroid ベースのものが選べます:
インストール
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。まずは依存関係を満たしておきましょう:
sudo apt install -y git build-essential python3-gi libglib2.0-bin libgdk-pixbuf2.0-dev libxml2-utils x11-xserver-utils gir1.2-gtk-3.0 gir1.2-glib-2.0 gir1.2-pango-1.0 gir1.2-gdkpixbuf-2.0 gtk2-engines gtk2-engines-murrine gtk2-engines-pixbuf bash bc sed grep parallel imagemagick optipng librsvg2-bin inkscape
sassc は手動でインストールする必要があります:
cd /usr/local/lib/
sudo git clone https://github.com/sass/sassc.git --branch 3.4.2 --depth 1
sudo git clone https://github.com/sass/libsass.git --branch 3.4-stable --depth 1
sudo git clone https://github.com/sass/sass-spec.git --depth=1
echo 'SASS_LIBSASS_PATH="/usr/local/lib/libsass"' | sudo tee -a /etc/environment
source /etc/environment
sudo make -C libsass
sudo make -C sassc
sudo make -C sassc install
最後に Oomox を GitHub からダウンロード(clone)して GUI を実行します:
git clone https://github.com/actionless/oomox.git --recursive
cd oomox
./gui.sh
手軽にインストールしたいなら
古いバージョンで良ければ deb パッケージで簡単にインストールできます:
wget http://ppa.launchpad.net/nilarimogard/webupd8/ubuntu/pool/main/o/oomox/oomox_1.2.6.really.1.2.4-1~webupd8~xenial_all.deb && sudo dpkg -i oomox*.deb
ただし、自分で依存関係を満たし、GitHub からダウンロード(clone)して実行した場合と deb パッケージからインストールした場合では使える機能に差があります。前者では Spotify や端末のカラースキームも生成できます:
使い方
使い方はとてもシンプルです。予めテーマがたくさん用意されておりプレビュー表示もしてくれるので、好きなテーマを選んで、色を変えてプレビューで確認していくだけです:
要素名はもともと簡略化された表記(例えば BG)でしたが、今では簡略化されずに表記(例えば background)されているのでわかりやすいでしょう。それでも戸惑うことがあるかもしれません。どの色がどのウィンドウのパーツの色に反映されるかトライアルアンドエラーで学んでいくしかありません。少しいじっていればすぐ慣れるでしょう。
テーマは保存とエキスポートができます。違いは何でしょう。保存は今後の編集のために Oomox で行った変更を保存します。エキスポートはテーマを使用するためにテーマセットとして出力します。エキスポートしない限りテーマは使えません。メニューバーの左上に、[ Clone current theme ] と [ Save theme ] という2つのボタンがあります。[ Clone current theme ] は編集中の現在のテーマを複製します。複製することでオリジナルのプレセットテーマを台無しにするのを恐れることなく自由に試行錯誤できます。テーマの変更にめどがついたら [ Save theme ] をクリックして変更を保存しましょう:
テーマが仕上がったら、[ Export ] をクリックします。テーマが ~/.themes に出力され利用できる状態になります。
テーマをエキスポートするたびに異なるテーマとして保存されます。システムにインストール済みのテーマには影響を与えないため既存のテーマを台無しにしてしまう危険性はありません。
アイコンのエキスポート
アイコンに関してもフォルダーの色を変更することはできます。変更が終えたら [ Export icon theme ] をクリックします。成果物が ~/.icons に出力されます。
テーマを使う
Cinnamon であれば [ テーマ ]、Xfce であれば [ 外観 ] をメニューから起動し、作成したテーマをリストから見つけます。テーマをクリックすれば即座に反映されるでしょう:
どんなプリセットがあるの?
正当なものからアバンギャルドなものまでたくさんのテーマのプリセットが用意されています。選んだテーマがもう少し暗めな方が良ければ、暗めな色をセットしなおしてエキスポートするだけです。どんなプレセットにも変更を加えることができます。変更点が多ければ、テーマを複製してから複製した方を変更すると良いでしょう。以下ほんの一部です:
参考元: Delightly Linux
| Linux |
2022.09.19 Monday
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