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2022.09.19 Monday
2018.06.29 Friday
Linux Mint 18.3 : FIFA ワールドカップの対戦日、点数、順位を端末に表示「wowcup」 | 00:32 |
FIFA ワールドカップは男子ナショナルチームによるサッカーの世界大会です。今年の開催地はロシアです。もし、端末での作業が多く、できれば端末に対戦相手や順位を表示させたいなと考えていたり、Conky か何かサードパーティー製のアプリに表示させたいと思っていたりしていれば、wowcup を試してみましょう。
wowcup とは
wowcup は football-data.org が提供している API を利用して FIFA ワールドカップの対戦国、得点、順位を表示させることができるシンプルな Node.js のフレームワークで作られたコマンドラインツールです。
このツールはバスケットボールの NBA のリアルタイムの情報を端末に表示する nba-go にインスパイアを受けて開発されています。wowcup の開発の日は浅く、多くの機能を期待すべきではありませんし、4年に1回のイベントなので開発に時間をかけて多機能にするメリットもないと思われます。しかし、Google で少し調べるくらいの情報は提供してくれます。
主な特徴:
- TypeScript 製ツール
- FIFA ワールドカップの対戦相手、対戦日、得点、グループ内の順位の表示
インストール
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。wowcup のインストールには、まず Node.js をシステムにインストールしておく必要があります。Node.js がインストールされているかどうかを確認するには以下を実行してください:
npm -v
バージョンが返されなければインストールされていません。そうであれば、以下のコマンドを実行してリポジトリを追加しましょう:
sudo apt install -y curl python-software-properties && curl -sL https://deb.nodesource.com/setup_10.x | sudo -E bash -
続いて、Node.js をインストールします。この時、npm も一緒にインストールされます:
sudo apt install -y nodejs
最後に wowcup をインストールします:
sudo npm install -g wowcup
使い方
過去24時間以内の試合をみるにはこのコマンドを実行します:
wowcup fixtures --last
次の24時間後までの試合を見るにはこのコマンドを実行します:
wowcup fixtures --next
試合中の点数:
wowcup fixtures --playing
すべてのグループの順位:
wowcup standings
特定のグループ内の順位:
wowcup standings --table グループを表すアルファベット
ヘッダーを表示させたくなければ --quiet を追加します:
wowcup fixtures --last --quiet
ヘルプを見るには:
wowcup --help
参考元 : TecAdmin, Linux Uprising Blog
| Linux |
2018.06.22 Friday
Linux Mint 18.3 : Windows アプリを Flatpak 形式でパッケージングするプロジェクト「winepak」 | 00:28 |
Linux がさほど使われていない理由には Adobe 製品のサポートがないことやゲームの対応が少ないことなどが挙げられます。しかし、最近になって Wine や必要なツールのインストールを自動でしてくれるツールを作成してくれる人が現れました。
winepak とは
winepak は Wine で動く Windows アプリを Flatpak 形式でパッケージングすることを目的としたオープンソースのプロジェクトです。flatpak のアプリのパッケージング方法を使って、Winepak のリポジトリから端末で Windows にしか対応していないアプリのインストールを簡単にしてくれます。
主な特徴:
- 無料でオープンソース - GitHub にてコードをコントリビュート出来ます。
- 設定が簡単 - Winepak のリポジトリを追加するだけ。
- 検索 - Winpak のリポジトリ内を検索できます。
- 統合 - Winepak はアプリのデータをインストールしてデスクトップに綺麗になじませてくれます。
Winepak を使えば、ネイティブアプリかのように Linux に Windows 用アプリをインストールできます。Overwatch、Fortnite や World of Warcraft などのゲームはすでに利用可能です。
インストール
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。- Linux Mint 18.3 からは flatpak に対応しています。Linux Mint 18.3 よりも古いバージョンを使っている場合は、こちらの HP に従って flatpak をインストールしてください。Linux Mint のロゴをクリックしても 18.3 にアップグレードせよと言われるだけなので、何かの事情で 18.3 を使いたくない場合は Ubuntu のロゴをクリックして PPA 経由でインストールしてください。
- 端末で以下を実行し、Flathub のリポジトリを追加します:
flatpak remote-add --if-not-exists flathub https://dl.flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo
- 続いて、winepak のリポジトリを追加します:
flatpak remote-add --if-not-exists winepak https://dl.winepak.org/repo/winepak.flatpakrepo
- 最後に、希望するゲームを指定します。例として Overwatch とい FPS ゲームをインストールしてみることにします:
flatpak install winepak com.blizzard.Overwatch
Wine のインストールも含まれているようなので予め Wine をインストールしておく必要はなさそうです:
全体的にとっても時間がかかります:
- ミントメニューより Overwatch を起動します。Overwatch のインストールウィザードが正常に始まりました:
- Overwatch のアカウントを作成し、ログインして:
- ここまでは良かったのですが、容量が足りないという思いがけないことがあったので、ここでインストールウィザードを終了させました:
インストール自体は完了できていませんが、この雰囲気だとプレイまで行けそうな気がしました。
ちなみに GitHub の方に com.microsoft.InternetExplorer8 があったので IE8 を指定したところ
error: Error searching remote winepak: Can't find ref com.microsoft.InternetExplorer8
と表示されてしまい、インストールできませんでした。実際にインストールできるパッケージのリストを表示するには以下を実行します:
flatpak remote-ls winepak
出力例:
Ref
com.blizzard.Overwatch
com.blizzard.WoW
com.leagueoflegends.Client
com.oskarstalberg.Planet
com.pathofexile.Client
com.worldoftanks.Client
info.cemu.Cemu
org.notepad_plus_plus.Notepad-plus-plus
org.winepak.Platform
org.winepak.Platform.Compat32
org.winepak.Platform.Extension.corefonts
org.winepak.Platform.Extension.d3dx9
org.winepak.Platform.Extension.msls31
org.winepak.Platform.Extension.vcrun2010
org.winepak.Platform.Extension.vcrun2012
org.winepak.Platform.Extension.vcrun2013
org.winepak.Platform.Extension.vcrun2015
org.winepak.Platform.Wine
org.winepak.Platform.Wine.Compat32
org.winepak.Sdk
報道によると、Winepak のウェブ版も開発中とのことです。端末やソフトウェアセンターからではなく、ブラウザを使って容易に一部の Windows アプリ(おそらく主にゲーム)をインストールできるようになりそうです。とても良いニュースです。今後とも、winepak の動向には刮目したいところです。
参考元 : fossmint, Linux Uprising Blog
クレジット : DIVA風初音ミクVer.β3.1 ななしのよっしん作
| Linux |
2018.06.17 Sunday
Linux Mint 18.3 : 辞書ツール「StarDict」と辞書ファイルの追加 | 00:00 |
StarDict とは
StarDict は無料の辞書ツールです。StarDict 自体は辞書の GUI のみを提供するものであり、辞書データは別途用意する必要があります。もともと、オリジナルのプロジェクトは著作権侵害の報告があったために SourceForge から消されてしまいました。その際に殆どのファイルも消えてなくなりました。このプロジェクトは復活し、http://www.huzheng.org/stardict/ にて配布されています。また、プロジェクトが消失した際に後継となるツール (GoldenDict など) も作られました。sdcv というコマンドラインツールも作られています。
主な特徴:
- オフラインでもオンラインで使用可能
- ワイルドカードを使った検索に対応
- あいまい検索
- 文章の翻訳(Google 翻訳などのウェブベース)
- ポップアップ表示に対応
- StarDict 用ファイル形式は *.idx, *.ifo, *.dict をまとめたもの
インストール
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。sudo apt install -y stardict
使い方
まずは辞書データをダウンロードします。ここでは Quick Dictionaries で公開されているものを使います。外国人向けな感じですが、とりあえず使っていきます。例として英単語を日本語に訳したいと思います。
辞書ファイルを使うためには /usr/share/stardict/dic/ に置く必要があります。まずは辞書ファイルをダウンロードします:
ダウンロードしたディレクトリに移動したら:
cd ~/ダウンロード
解凍し:
tar xvjf stardict-quick_eng-jpn-2.4.2.tar.bz2
適切な場所にインストールします:
sudo mv -v stardict-quick_eng-jpn-2.4.2/ /usr/share/stardict/dic/
ミントメニューから StarDict を起動したら、試しにブラウザで英語のページにアクセスし、英単語を選択してみてください。このように表示されるはずです:
日本語訳がローマ字で見づらいです。なので、ひらがなで表示されるものを見つけました:
Japanese Dictionaries:
ちなみに、便利なショートカットキーに関しては以下があります:
スペース
検索バーにフォーカスを当てるEsc
検索バーの文字を消すこのツールの利便性は使える辞書ファイルに大きく依存しそうです。
参考元 : Ubuntubuzz
| Linux |
2018.06.02 Saturday
Linux Mint 18.3 : 以前の Ubuntu/Linux Mint の壁紙を一括インストールする方法 | 04:58 |
古いバージョンの Linux を思い返せば、頭によぎるのはインターフェイスのことばかりではありません。あの標準の壁紙です。新規インストールした後に出迎えてくれるあの背景画像のことです!Ubuntu には各バージョン、オリジナルの美しい壁紙が同梱されています。9.10 Karmic Koala からは、新しいバージョンの Ubuntu がリリースされた時のために、コミュニティによる壁紙を一つのコマンドで簡単にインストールできるようになっています。
↑でも紹介していますが、改めて取り上げたいと思います。
インストール
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。次のコマンドを実行します:
sudo apt install -y ubuntu-wallpapers-* edgy-wallpapers feisty-wallpapers gutsy-wallpapers
もし、特定のバージョンのものをインストールしたいのであればパッケージ名を以下から選んでインストールしてください:
- ubuntu-wallpapers-karmic
- ubuntu-wallpapers-vivid
- ubuntu-wallpapers-maverick
- ubuntu-wallpapers-zesty
- ubuntu-wallpapers-utopic
- ubuntu-wallpapers-wily
- ubuntu-wallpapers-quantal
- ubuntu-wallpapers-raring
- ubuntu-wallpapers-precise
- ubuntu-wallpapers-lucid
- ubuntu-wallpapers-artful
- ubuntu-wallpapers-natty
- ubuntu-wallpapers-bionic
- ubuntu-wallpapers-yakkety
- ubuntu-wallpapers-trusty
- ubuntu-wallpapers-oneiric
- ubuntu-wallpapers-saucy
- ubuntu-wallpapers-xenial
このリストは以下を実行すれば表示されます:
apt-cache pkgnames ubuntu-wallpapers
/usr/share/backgrounds/ に画像はインストールされます。好きなのを選んで右クリックより壁紙に指定します:
Linux Mint の古い壁紙も魅力的です。Linux Mint もそのバージョンの壁紙をパッケージにまとめて配布されています。このパッケージは 13 Maya から 18.3 sylvia まであります:
sudo apt install -y mint-backgrounds-*
特定のパッケージのみを指定したい場合は、mint-backgrounds- の後にそのコード名を入れてください:
sudo apt install -y mint-backgrounds-rosa
おまけ
これで記事を終えるのも早すぎるので、Ubuntu や Linux Mint 以外の OS の壁紙を配布してくれているサイトを紹介します。その名も OS Wallpapers です。どうやら上のパッケージではデフォルトの壁紙がインストールされてるのを確認できませんでした。このサイトであればあるので活用してみてください:
Linux Mint 9
Ubuntu 8.10
Kubuntu 17.04
Ubuntu とは違い、Kubuntu は独自の壁紙ではなく、KDE プロジェクトの壁紙が採用されています。
Elementary OS
Elementary OS は古くからある Linux ではありませんが、壁紙については定評が有ります。他とは違い、抽象的な画像ではなく、写真が採用されています。GitHub にも古い壁紙がいくつかアップロードされていますが、OS Wallpapers のほうが種類は豊富です。
Cent OS 7
Fedora 28
Fedora の壁紙は Fedora では以下のようにインストールできます:
sudo dnf install f25-backgrounds-gnome
インストールディスクには含まれていない追加の壁紙もインストールできます:
sudo dnf install f25-backgrounds-extras-gnome
21 よりも古い壁紙についてはバージョンの番号ではなく、コード名を使います:
sudo dnf install heisenbug-backgrounds-gnome heisenbug-backgrounds-extras-gnome
openSUSE
openSUSE に関しては GitHub にて公開されています。
macOS High Sierra
みんながみんな一様に同じ Linux やバージョンから始めるわけではありません。どの壁紙をノスタルジックに思うかは人によるでしょうし、好みも違います。現行のディストロからは消えた壁紙を好むものもいれば、新しい壁紙を好むものもいるでしょう。昔から Linux を使っているのであれば古き良きあの時代の壁紙を使って思い出に浸ってみませんか。
参考元 : Linuxslaves, makeuseof
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