- Linux Mint を始めたばかりの人が抑えておくべき5つのこと
- 「mintUpdate」アップデートマネージャー のレベルの意味
- フリーズしたアプリの強制終了の仕方 〜 kill コマンド〜
- CPU と OS が 32 bit なのか 64 bit なのかを確認する「lscpu コマンド」
- メモリー(RAM)の規格・周波数・全容量・空き容量・エラーの有無を調べる
- 自分の Mint のバージョン/コードネーム/Ubuntu のバージョン/コードネームを確認する方法
- Mint Tools を使い倒す
- アプリ/ソフトのアンインストールと更新する方法
- X-Apps について少し知っておこう
- 「'gksu' not found」 廃止された gksu の代わりの方法
- Linux Mint 18 : DVD/Blu-ray リッピングソフト「MakeMKV」
- Mint 19.x: 「K3b」でブルーレイディスクに焼く方法
- Mint 18: 「avconv」でデスクトップの録画も、動画や音楽の変換も行う
- Mint 19.x : 画像・音楽・動画の変換これ一本「Ciano」
- Mint 18.2 : 字幕を同時に二つ表示できる多機能な動画プレイヤー「SMPlayer」
- Mint 18 : CDDB に Freedb を利用している CD リッピングソフト「Asunder」
- Mint 19.x : 音楽ファイルのタグ編集ツール「Kid3」
- Linux Mint 19.x : インストールすべき Rhythmbox プラグイン 9 選
- Linux Mint 18.3 : VirtualBox に無料の Windows を合法的にインストールする方法
- Linux Mint 18: Wine の導入
- Linux Mint 18: Wine で「DVD Shrink」をインストール
- Linux Mint 18: Wine で「DVD Decrypter」をインストール
- Linux Mint 19.x: 5ch専ブラ「Jane Style」は Wine で普通に使える
- Linux Mint 18 : 「winetricks」を使って「Adobe Air」をインストールし「はがきデザインキット」を使う
- Linux Mint 19.x: 画像縮小 Adobe AIR アプリ「縮小専用」を使う
- Linux Mint 18: 「PlayOnLinux」を使い「Amazon Kindle」をインストールする
- Linux Mint 18.3 : ハイレゾ音源対応 Windows ユーザーに人気の「Foobar2000」をインストール & 文字化け対策
- Mint 19.x : 画像ビューア「IrfanView」を簡単にインストールして使う
- Linux Mint 18.3 : Windows アプリを Flatpak 形式でパッケージングするプロジェクト「winepak」
2022.09.19 Monday
2018.08.30 Thursday
Linux Mint 19 : 「Minecraft」のインストール方法 | 00:48 |
Minecraft とは
Minecraft は世界で人気のあるゲームの一つです。プレイが複雑ではなく、オープンエンドで、プレイヤーは好きなことができるため子供にも大人にも人気です。舞台となる広大な世界を自由に歩きまわり、ものを作ったり、農業をしたり、戦ったりできます。ストーリーモードも存在します。多くのゲームと違って Minecraft は Linux にも対応しています。このゲームが好きで Windows あるいは macOS X から移行をしてきたのであれば、インストール方法が知りたいはずです。
前置き
そもそも「ソフトウェアの管理(mintInstall)」からインストールできるじゃないかと思うかもしれません。試したところ概ねこんなエラーが表示され起動できませんでした:
そこで別ルートでインストールを試みることにします。
インストール
- Minecraft をプレイする前にユーザーアカウントを作成する必要が有ります。無料ではないため、お金(3000円)を払う必要も有ります。まずは公式サイトにアクセスしアカウントを作成しましょう。お金を払わずにデモ版を楽しむことも出来ます。この場合、お金を払うステップの手前まで行っておきます。
- 続いて、ここから Minecraft のインストーラーをゲットします。他のバージョンの Minecraft はダウンロードしないようにして下さい。Java エディションのみが Linux で動作すると確認されている唯一のリリースです。Mojang 社自身も java エディションは Linux ユーザーがゲームをプレイできるようにメンテナンスされていると言っています:
- ダウンロードしている間に Oracle Java 12 をインストールしておきましょう。以下の記事で説明しています:
オープンソースの Open JRE よりは Oracle 社の JRE を使って欲しいと Mojang 社は言っています。
- Java のインストールが終わったら、ダウンロードした Minecraft.deb をダブルクリックしてインストーラーを開始します。
- インストールが終わったら、ミントメニューより起動すると、自分は購入していないためこんな画面が表示されます。[ デモ版をプレイ ] をクリック:
- 追加ダウンロードが始まります:
- タイトルに「Java Edition」とあるので Java エディションが動いていることがわかります。[ Play Demo World ]:
- プレイできる状態になりました:
他のインストール方法
Minecraft は Snap パッケージでも配布されており、更に非公式 PPA も存在します:
Snap
sudo apt install snapd -y && sudo snap install minecraftAPT
sudo add-apt-repository ppa:flexiondotorg/minecraft && sudo apt update && sudo apt install -y minecraft-installer操作方法
W
A
S
D
: 歩きまわるスペース
: ジャンプCtrl
を押しながら歩きまわる: 加速Shift
を押しながら歩きまわる: スニークE
: インベントリESC
: ゲームメニューを開く1
〜9
: アイテムの選択マウス: 視線を動かす
左マウスボタン: 攻撃(迎撃、資源の収穫)
右マウスボタン: アイテム使用、(作業台に対して)開く
F11
: 全画面表示/ウィンドウモードの切り替えMinecraft を模したオープンソースのゲームが多数存在しています。お金を払いたくない方はオープンソースのものを試しみるといいかもしれません。過去にこんなゲームを紹介しています:
参考元: Linux Hint
| Linux |
2018.08.27 Monday
Linux Mint 18.3 Cinnamon: デスクトップにカレンダーを表示「Google Calendar」 デスクレット | 00:02 |
自分は予定ができると忘れないようにスマホで Google Calendar に予定を追加しています。パソコンに向かっている時にふと予定を確認したくなる時が有り、スマホ取り出すのも Google Calendar にいちいちアクセスするのも面倒な時が有ります。Linux Mint のデスクトップに常に表示させておくと便利なのですが、どうしたらいいでしょうか。
Google Calendar デスクレットとは
Google Calendar デスクレットは Cinnamon のデスクトップにカレンダーの予定を表示するデスクレットです。Google Calendar から予定を引っ張ってくるのに gcalcli を使用します。設定画面からデスクレットの様々な項目を調節できます:
インストール
- gcalcli は端末から Google カレンダーにアクセスするための Python で書かれたコマンドラインツールです。Google Calendar デスクレットは内部でこれを使っているので、まずはこれをインストールします:
sudo apt install -y gcalcli
- gcalcli を端末から実行します:
gcalcli list
初めてこのコマンドを実行した時、Google カレンダーにアクセスするためにブラウザーが立ち上がり、認証のページが開きます。アクセスを許可して下さい:
- 認証が完了すればこの表示が出ます:
The authentication flow has completed.
- gcalcli が正常に動くかどうか見るために、端末で予定がある日を指定して実行してみて下さい。以下の例では 2018年8月11日 から 2018年9月30日 までの予定を表示します:
gcalcli agenda "8/11/2018" "9/30/2018" --nostarted --tsv
以下のように予定が表示されていれば問題ありません:
2018-08-27 08:00 2018-08-27 09:00 後片付け
2018-08-31 12:00 2018-08-31 13:00 レポートの締め切り
2018-09-04 17:30 2018-09-04 18:30 面会 12:00〜
2018-09-17 00:00 2018-09-18 00:00 Respect for the Aged Day
2018-09-17 00:00 2018-09-18 00:00 敬老の日
2018-09-23 00:00 2018-09-24 00:00 Autumn Equinox
2018-09-23 00:00 2018-09-24 00:00 秋分の日
2018-09-24 00:00 2018-09-25 00:00 Autumn Equinox observed
2018-09-24 00:00 2018-09-25 00:00 秋分の日 振替休日
- Google Calendar デスクレットをデスクトップに追加します。追加するにはデスクトップを右クリック -> [ デスクレットを追加 ] -> [ Download ] タブをクリック -> [ Google Calendar ] のインストールボタン(下矢印)をクリック -> [ Mange ] タブ下で [ Google Calendar ] を選択し [ + ] をクリック:
- こんな感じに表示されます:
gcalcli の使い方
ところで、このデスクレットは表示をするだけで予定の追加・編集・削除は出来ません。そこで、端末から gcalcli を使って予定の追加・編集・削除の仕方を見ていきたいと思います。まずは ~/.gcalclirc を作成し:
xed ~/.gcalclirc
--defaultCalendar パラメーターを指定して保存します。xyz@gmail.com は自分のアドレスに変更して下さい:
--defaultCalendar=xyz@gmail.com
gcalcli はそれほどスマートではありません。一つしかアドレスを使ってなくてもそのアドレスを使えばいいとは判断しません。なのであえて指定してあげる必要が有ります。さもなければ以下のようなエラーを吐きます:
Must specify a single calendar
追加
追加するには add --prompt を使うのが一番簡単な方法です:
gcalcli add --prompt
これで Title は? Location は? と聞いてくるので、それぞれ入力すればいいだけです:
Title: 外出
Location: 東京
When: 2018/08/24 9:00
Duration (mins): 240
Description: 秋葉原〜
Enter a valid reminder or '.' to end: .
quick を使う方法も有ります:
gcalcli quick '10/31 9am ハロウィーン'
編集
編集するには検索っぽいことをしてヒットした予定について何を編集するかを指定した後、内容を書き換えてセーブするだけです:
gcalcli edit '会議'
2018-08-21 9:00午前 会議
Edit?
[N]o [s]ave [q]uit [t]itle [l]ocation [w]hen len[g]th [r]eminder [d]escr: t
Title: 勉強会
2018-08-21 9:00午前 勉強会
Edit?
[N]o [s]ave [q]uit [t]itle [l]ocation [w]hen len[g]th [r]eminder [d]escr: s
Saved!
削除
削除も編集と同様に検索っぽいことをした後、ヒットした予定について削除するかしないかを指定するだけです:
gcalcli delete '勉強会'
2018-08-21 9:00午前 勉強会
Delete? [N]o [y]es [q]uit: y
Deleted!
| Linux |
2018.08.23 Thursday
Linux Mint 19: Proton で Steam の一部の Windows ゲームが Linux でもプレイできるように | 01:49 |
ゲームのダウンロード販売で成功している Steam を運営する会社「Valve」は Linux 向けに Windows ゲームのサポートを強化する新しいバージョンの Steam Play をリリースしました。
この新しいバージョンは現在ベータ版として配布されており、Steam でゲームを楽しむ Linux ユーザーは、新機能をテスト出来ます。
Valve は購入したゲームが Windows でも Linux でも macOS X でもそれぞれの OS で個別にお金を払わなくて良いようにプレイできる手段として 2010 年に Steam Play を立ち上げました。全ての Steam 上のゲームがこの機能を利用しているわけではないにせよ、8 年前に導入されてから、3000 近くのゲームが利用していると Valve は言及しています。
Valve が最近重視していることの一つに、Linux との互換性をさらに高めることがあります。Valve は Wine にコントリビュートし、Linux ユーザーのエクスペリエンスを改善すべく、Steam クライアントにツールを統合し始めました。
この新しい Steam Play β版には Proton と呼ばれる Windows ゲームを Linux や macOS X で動かすためのツールが含まれており、これはオープンソースで、コードは GitHub に公開されています。Valve は Wine をカスタイマイズしたこの Proton によって改善された項目をリストしています:
- Linux ユーザーは Steam クライアントから入手できる Linux 版が提供されていない Windows ゲームを実行することが出来ます。この方法でインストールしたゲームでも Steamworks と OpenVR に対応しています。
- DirectX 11、12 はゲームの互換性の向上とパフォーマンスの影響を少なくするために Vulkan をベースとしています。
- 全画面のサポートの改善
- コントローラのサポートの改善
- Wine と比べた時のマルチスレッドゲームのパフォーマンスの改善
Valve は最初のベータ版ではやや古めの一部のゲームをサポートすることにしました。Linux ユーザーは以下のゲームがプレイできます(結構、日本語未対応が多いです):
- Beat Saber
- Bejeweled 2 Deluxe
- Doki Doki Literature Club!
- DOOM
- DOOM II: Hell on Earth
- DOOM VFR
- Fallout Shelter
- FATE
- FINAL FANTASY VI(日本ではプレイできません)
- Geometry Dash
- Google Earth VR
- Into The Breach
- Magic: The Gathering - Duels of the Planeswalkers 2012
- Magic: The Gathering - Duels of the Planeswalkers 2013
- Mount & Blade
- Mount & Blade: With Fire & Sword
- NieR: Automata
- PAYDAY: The Heist
- QUAKE
- S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl
- Star Wars: Battlefront 2
- Tekken 7
- The Last Remnant
- Tropico 4
- Ultimate Doom
- Warhammer® 40,000: Dawn of War® - Dark Crusade
- Warhammer® 40,000: Dawn of War® - Soulstorm
Valve はサポートするゲームをさらに増やす予定で、問題なく動くか、互換性に難ありかどうかを特定するために Steam のゲーム全体を調べることにしています。
ユーザーは対応していないプラットフォームでプレイできるようにしてほしいことを意思表示できる wishlisting 機能を使うことが出来ます。
Linux で Steam を使っている方はこのβテストに参加し、新機能を試してみることが出来ます:
- Steam クライアントを起動します。
- メニューの [ Steam ] -> [ 設定 ]
- [ アカウント ] -> [ ベータへの参加 ] -> [ 変更 ] ボタンをクリックします:
- [ Steam Beta Update ] に変更します:
- Steam の再起動が促されるので再起動します。
これで Steam ベータ版に参加しているので、Linux で新機能を試すことが出来ます。少なくとも一つはライブラリにサポートされているゲームを追加しましょう。
ゲームを起動するときにプラットフォーム互換ツールを使って実行されると言う旨のメッセージが表示されます:
[ 続行 ] ボタンをクリックし起動します。初回起動時に更新画面が表示されるかもしれませんが、そのあとで正常に起動してくれるはずです。
無料だったので Win と macOS X にしか対応していないはずの Doki Doki Literature Club! をインストールしてみました。ちゃんと Linux Mint でプレイできました:
[ Steam Play ] からは設定画面に移れます。ここでは Steam Play に対応するタイトルすべてに有効に出来たり、互換性ツールの Proton のバージョンを確認したり出来ます。Valve は新機能をフル活用するためにはグラフィックカードのドライバーを最新にすることを推奨しています:
締め
すべての Windows ゲームが今回の互換性の向上で Linux でも動作するとは期待すべきではありませんが、最終的にはほとんどの Windows ゲームが Linux でも動かせる日はそう遠くないのかもしれません。
Valve は複雑な DRM スキームを利用している場合など、絶対に動かないゲームも一部あると付け加えています。
それでも Valve が今回行った機能の向上は Linux で Windows ゲームをプレイするための大きな一歩であることに違いはありません。
参考元: gHacks
| Linux |
2018.08.22 Wednesday
Linux Mint 19.x: スクリーンショットツール「Shutter」、編集の有効化、プリントスクリーンキーに割当 | 17:29 |
最終更新日 2019/04/14
GNOME には gnome-screenshot と言う簡易スクリーンショットキャプチャが同梱され、一方 KDE には KSnapshot と言う、選択した領域、スクリーン全体、カーソル下のウィンドウを遅延時間あり/なしで (例えばメニューのスクリーンショットを取るためには遅延が必要です)、等と言ったオプションを備えた機能的なスクリーンショットキャプチャが同梱されています。しかしこのどちらも高機能な Shutter の目ではありません。このツールから直接編集してエフェクトをかけることが出来ます。
2014年12月以降、開発は進んでいませんでしたが、突然 2017年9月にバグフィックスが施された新しいバージョンがリリースされ、界隈をざわつかせました。まだまだ定番中の定番ソフトです。
端末へコマンドをペーストするには
Ubuntu 18.10 以降、標準リポジトリから Shutter が削除されています。Linux Mint 18.x 19.x では実際のところ PPA を追加せずともインストールできますが、今後のために PPA 経由でインストールすることにします。インストールするには次のコマンドを実行して下さい:
sudo add-apt-repository ppa:linuxuprising/shutter -y && sudo apt update && sudo apt install -y shutter
オプションですが、こういうのもあります:
上記をインストールするには次のコマンドを実行します:
sudo apt install postr gnome-web-photo libgoo-canvas-perl libimage-exiftool-perl libgtk2-appindicator-perl
インストールが完了すると ミントメニュー > アクセサリ > Shutter から起動することが出来ます。
[ 編集 ] 機能を有効にするには libgoo-canvas-perl ライブラリが必要ですが、Ubuntu 18.04 のリポジトリには含まれていません。解決策としては Ubuntu 17.10 のリポジトリから直接 deb パッケージをダウンロードすることにします。
Shutter を使えばスクリーン全体、指定のウィンドウ、ウィンドウの一部、もしくは単純に画面のある部分のスクリーンショットを撮ることが出来ます。撮ったスクリーンショットは全て現在のセッションに保存されローカルに jpg や png 等の形式で保存できる他、直接 imageshack.us や Imgur へアップロードしたり FTP でのアップロードさえ出来るようになっています。
Shutter の強力な機能の中にスクリーンショットを直接編集してエフェクトをかけることが出来る機能があります。例えば、同梱されるプラグインには
さらにプラグインは他にもたくさん使えます。PDF や PostScript に書き出すことも可能でウェブページのスクリーンショットだって撮ることが出来ます。
「設定」ウィンドウでは、保存する画像の形式や名前の付け方、動作の指定、遅延時間の指定 (メニューのスクリーンショットを撮るのに重要です)、ウィンドウの枠を含めるか含めないか、トレイに最小化するかしないか、GNOME のキーバインド、アップローダー、そしてプラグインと言った Shutter の様々な側面に関わる設定をすることが出来ます。
Linux Mint 18.3 Cinnamon でのやり方を説明します。ミントメニューの検索から [ キーボード ] を起動して下さい。まずは今プリントスクリーンキーに割り当てられている機能を
続いて、[ カスタムショートカットを追加 ] をクリックして名前に
これで shutter が起動していない状態で
全画面がよければ:
にします。
Shutter はすごいツールです。もしスクリーンショットを大量に撮るのであれば GNOME 標準のスクリーンショットキャプチャよりも便利だときっと分かるでしょう。
参考元: UbuntuHandbook, UbuntuHandbook
GNOME には gnome-screenshot と言う簡易スクリーンショットキャプチャが同梱され、一方 KDE には KSnapshot と言う、選択した領域、スクリーン全体、カーソル下のウィンドウを遅延時間あり/なしで (例えばメニューのスクリーンショットを取るためには遅延が必要です)、等と言ったオプションを備えた機能的なスクリーンショットキャプチャが同梱されています。しかしこのどちらも高機能な Shutter の目ではありません。このツールから直接編集してエフェクトをかけることが出来ます。
2014年12月以降、開発は進んでいませんでしたが、突然 2017年9月にバグフィックスが施された新しいバージョンがリリースされ、界隈をざわつかせました。まだまだ定番中の定番ソフトです。
インストール
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。Ubuntu 18.10 以降、標準リポジトリから Shutter が削除されています。Linux Mint 18.x 19.x では実際のところ PPA を追加せずともインストールできますが、今後のために PPA 経由でインストールすることにします。インストールするには次のコマンドを実行して下さい:
sudo add-apt-repository ppa:linuxuprising/shutter -y && sudo apt update && sudo apt install -y shutter
オプションですが、こういうのもあります:
- postr: Shutter から Flickr へアップロード
- gnome-web-photo: ウェブサイトのキャプチャ
- libgoo-canvas-perl: Shutter 内でちょっとした編集が行える
- libgtk2-appindicator-perl: 通知エリアに表示
上記をインストールするには次のコマンドを実行します:
sudo apt install postr gnome-web-photo libgoo-canvas-perl libimage-exiftool-perl libgtk2-appindicator-perl
インストールが完了すると ミントメニュー > アクセサリ > Shutter から起動することが出来ます。
Linux Mint 19.x で編集機能が使えない問題
[ 編集 ] 機能を有効にするには libgoo-canvas-perl ライブラリが必要ですが、Ubuntu 18.04 のリポジトリには含まれていません。解決策としては Ubuntu 17.10 のリポジトリから直接 deb パッケージをダウンロードすることにします。
- まずはひとつ目の依存関係として libgoocanvas-common パッケージをダウンロードし、ダブルクリックしてインストールして下さい:
libgoocanvas-common
- ふたつ目の依存関係として libgoocanvas3 ライブラリをダウンロードしてインストールして下さい:
libgoocanvas3
- 最後に libgoo-canvas-perl をダウンロードしてインストールして下さい:
libgoo-canvas-perl
- Shutter を再起動します。
使い方
Shutter を使えばスクリーン全体、指定のウィンドウ、ウィンドウの一部、もしくは単純に画面のある部分のスクリーンショットを撮ることが出来ます。撮ったスクリーンショットは全て現在のセッションに保存されローカルに jpg や png 等の形式で保存できる他、直接 imageshack.us や Imgur へアップロードしたり FTP でのアップロードさえ出来るようになっています。
Shutter の強力な機能の中にスクリーンショットを直接編集してエフェクトをかけることが出来る機能があります。例えば、同梱されるプラグインには
- 3D roteta 3D エフェクトを使って画像を回転する
- negate 各ピクセルの色を補色に変換する
- sepia セピアエフェクトを使ってスクリーンショットを変色する
- PDF export スクリーンショットを PDF に書き出す
さらにプラグインは他にもたくさん使えます。PDF や PostScript に書き出すことも可能でウェブページのスクリーンショットだって撮ることが出来ます。
「設定」ウィンドウでは、保存する画像の形式や名前の付け方、動作の指定、遅延時間の指定 (メニューのスクリーンショットを撮るのに重要です)、ウィンドウの枠を含めるか含めないか、トレイに最小化するかしないか、GNOME のキーバインド、アップローダー、そしてプラグインと言った Shutter の様々な側面に関わる設定をすることが出来ます。
プリントスクリーンキーに Shutter を割り当てる
Linux Mint 18.3 Cinnamon でのやり方を説明します。ミントメニューの検索から [ キーボード ] を起動して下さい。まずは今プリントスクリーンキーに割り当てられている機能を
Ctrl
+P
にでもします。[ ショートカット ] タブ下で [ システム ] -> [ Screenshots and Record ] -> [ スクリーンショットを撮る ] -> [ Print ] をダブルクリックして [ アクセラレータを選んで下さい ] の表示の時にCtrl
+P
を押します:続いて、[ カスタムショートカットを追加 ] をクリックして名前に
Shutter 選択範囲コマンドに
shutter -sと入力したら [ 追加する ] をクリックします:
これで shutter が起動していない状態で
PrtScn
キーを押せば shutter の選択範囲が起動します。全画面がよければ:
shutter -fウィンドウを選択したければ:
shutter -w
にします。
締め
Shutter はすごいツールです。もしスクリーンショットを大量に撮るのであれば GNOME 標準のスクリーンショットキャプチャよりも便利だときっと分かるでしょう。
参考元: UbuntuHandbook, UbuntuHandbook
| Linux |
2018.08.20 Monday
Linux Mint 18.3 : VirtualBox に無料の macOS Sierra を非合法的にインストールする方法 | 00:03 |
2020/5/10 いつの間にやら macOS のイメージファイルをゲットできないようになりました。ダウンロード先からリンクが消滅しています。Catalina の記事においてもそうです。無料でというのは無理になっていしまいました。
macOS Sierra を VirtualBox に無料で簡単にインストールすることができます。仮想ディスクをダウンロードし VirtualBox で開き、仮想マシンを作成するだけです。しかし、64bit マシンであること、4GB 以上のメモリー、CPU がデュアルコアでなければいけません。
この方法は非合法的なやり方だと思われるので何があっても自己責任でお願いします。また、記事で使用したスクリーンショットは YouTube の Ubuntu で行った動画から撮ってきたものになります。Linux Mint とほぼ同じ画像になると思いますが、異なる部分もあるかもしれません。特に画像で英語表記のところは説明文では日本語に直しています。
- この方法を公開している大本のサイト「Techsviewer」からイメージファイルをダウンロードします。必要なのは [ Google Drive (One Full) ] ですが、分割された形でダウンロードしたい方は [ Google Drive (5 of 5) ] のリンクからゲットします。One Full の方は一つのファイルで 5GB 以上あります。[ Code for VirtualBox (New) ] もダウンロードしておきます:
ダウンロードするには右上の下矢印ボタンをクリックします:
- VirtualBox が必要です。インストール方法は以前紹介しました:
- VirtualBox を起動したら [ 新規 ]、名前の欄に「MacOsSierra」と入力すれば、自動で [ タイプ ] が [ Mac OS X ] に変わり、[ バージョン ] は [ macOS 10.12 Sierra (64-bit) ] に変わるはずです:
- メモリーサイズは余裕を持たせて 4096MB にします:
- 次の画面では [ すでにある仮想ハードディスクを使用する ] を選び、ダウンロードした vmdk ファイル (macOS Sierra Final by Techsviewer.vmdk) を選びます:
- 続いて、しばらく設定を変更していきます。macOS Sierra を選んだら [ 設定 ] をクリックし、[ システム ] の [ マザーボード ] タブ下で [ フロッピー ] のチェックを外します:
- [ システム ] の [ プロセッサー ] タブ下で [ プロセッサー数 ] を 2 にします:
- [ ディスプレイ ] の [ スクリーン ] タブ下で [ ビデオメモリー ] を 128MB にします:
- [ OK ] を押して閉じ、VirtualBox も閉じます。ダウンロードした Key for VirtualBox.txt をテキストエディタで開きます。必要なのは Code for Virtualbox 5.x の方です。Your Virtual Machine Name を全て自分がつけた名前(ここでは MacOsSierra) に全て置換します:
- 最初の「VBoxManage.exe」から .exe の部分を削除したら、端末を開き、一行一行実行していきます:
- 全て実行したら VirtualBox を開いて、macOS Sierra を起動します。最初は黒い背景に文字が羅列した画面が表示されます:
設定画面が表示されます。[ Show All ] にチェックをつけて [ Japanese ] を選んで [ Continue ]。後も指示に従って下さい:
設定が終わるとでこのようにデスクトップ画面が表示されます:
このままでは日本語入力に難有りな上、動作も重たいですが、これで Xcode など macOS でしか使えないアプリも一応動かせます。
参考元 : YouTube
| Linux |
2018.08.17 Friday
Linux Mint 18.3: 「GetDeb.net/PlayDeb.net」がダウン。ミラーサイトで対処。 | 00:10 |
今年の 8 月の頭くらいから、GetDeb.net あるいは PlayDeb.net のサーバーが 502 を返してきます。これにより GetDeb.net のリポジトリを追加している方は sudo apt update をすると以下のようなエラーが返されます:
エラー:129 http://archive.getdeb.net/ubuntu xenial-getdeb InRelease
archive.getdeb.net:80 (144.76.200.19) へ接続できませんでした。接続がタイムアウトしました
GetDeb.net がダウンすることは今までも数回あったことで珍しいことではないようです。幸い、GetDeb.net にはミラーサイトがあるので、こちらを使って対処することにします。なお、PlayDeb.net のリポジトリサイトは GetDeb.net と同じで、アプリ向けとゲーム向けにディレクトリが分かれているだけです。
ちなみに GetDeb.net/PlayDeb.net は Ubuntu 17.04 Zesty より上のバージョンをサポートしていません。と言うよりも、更新されていません。なので Linux Mint 19 ではなく、Linux Mint 18.x 向け(gksu を使っています)に書いています。Linux Mint 17.x をお使いの方は xenial を全て trusty に変えてください。
それから、サイト自体の閲覧はウェブアーカイブサイトとしてお馴染みの archive.org で可能です:
GetDeb.net のリポジトリをミラーサイトのものに変える
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。まず GetDeb.net の .list ファイルを編集します。テキストエディタで開いて下さい:
xed admin:///etc/apt/sources.list.d/getdeb.list
すでに以下のように記述されていると思います:
deb http://archive.getdeb.net/ubuntu xenial-getdeb apps
deb-src http://archive.getdeb.net/ubuntu xenial-getdeb apps
これを以下に上書き保存します:
deb http://mirrors.dotsrc.org/getdeb/ubuntu xenial-getdeb apps
deb-src http://mirrors.dotsrc.org/getdeb/ubuntu xenial-getdeb apps
公開鍵を追加して、キャッシュの更新を忘れないようにします:
sudo apt-key adv --recv-keys --keyserver keyserver.ubuntu.com A8A515F046D7E7CF && sudo apt update
PlayDeb.net のリポジトリをミラーサイトのものに変える
GetDeb.net の場合とほぼ同じです。PlayDeb.net の .list ファイルを編集します。テキストエディタで開いて下さい:
xed admin:///etc/apt/sources.list.d/playdeb.list
すでに以下のように記述されていると思います:
deb http://archive.getdeb.net/ubuntu xenial-getdeb games
deb-src http://archive.getdeb.net/ubuntu xenial-getdeb games
これを以下に上書き保存します:
deb http://mirrors.dotsrc.org/getdeb/ubuntu xenial-getdeb games
deb-src http://mirrors.dotsrc.org/getdeb/ubuntu xenial-getdeb games
公開鍵を追加して、キャッシュの更新を忘れないようにします:
sudo apt-key adv --recv-keys --keyserver keyserver.ubuntu.com A8A515F046D7E7CF && sudo apt update
他のミラーサイト
ミラーサイトは上で紹介したサイトだけではありません。dotsrc.org がダウンすることも考えて他のミラーサイトも紹介します:
参考元: Web Upd8
| Linux |
2018.08.14 Tuesday
Linux Mint 19: 「'gksu' not found」 廃止された gksu の代わりの方法 | 00:24 |
事の発端
Linux Mint 19 ユーザーであれば、例えば Xed で sudoers ファイルを編集するために gksu コマンドを使おうとしたら使えないことに気づきます:
デフォルトでインストールされていないのであれば、今からインストールすればいいということで、公式リポジトリからインストールしようにもできません:
gksu は権限を昇格してアプリを実行したいときに使いますが、PolicyKit を使って権限の昇格をすることが推奨されています。gksu は廃止され、まず Debian から消され、Canonical 社も Ubuntu 18.04 から gksu を消し、Linux Mint 19 もそれに従った形になります。
gksu とは何だったのか
gksu は su や sudo の GTK フロントエンドを提供するプログラムでした。つまり、GUI アプリを root 権限で実行するのに使われていました。Linux ユーザーであれば、gksu を使ってテキストエディターを起動し、開くのに root 権限が必要なシステムファイルを編集するときに使っていたはずです。
gksu はもう使えません。それではこんなときどうしたらいいでしょうか。
方法1: GVFS を使う
gvfs admin バックエンドを使うことが推奨されています。専門用語は横に置いとくとして、つまり以下をファイルパスにつければ良いだけです:
admin://
なので、例えば、こんな↓ことがやりたいときは:
gksu xed /etc/sudoers
ファイルパスに admin:// をつけてこんな風にして実行します:
xed admin:///etc/sudoers
方法2: pkexec コマンドを使う
pkexec を使用する際は DISPLAY 変数と XAUTHORITY 変数をセットする必要があります。つまりこんな感じで実行します:
pkexec env DISPLAY=$DISPLAY XAUTHORITY=$XAUTHORITY xed /etc/sudoers
しかしこれを毎回毎回入力するのは大変なので .bashrc ファイルにエイリアスを記述しておくと良いです:
alias pkexec='pkexec env DISPLAY=$DISPLAY XAUTHORITY=$XAUTHORITY'
以後、pkexec が pkexec env DISPLAY=$DISPLAY XAUTHORITY=$XAUTHORITY' として実行されるはずです。
エイリアスを作成する以外の方法も有ります。/usr/share/polkit-1/actions/com.ubuntu.pkexec.xed.policy を作成し:
pkexec env DISPLAY=$DISPLAY XAUTHORITY=$XAUTHORITY xed /usr/share/polkit-1/actions/com.ubuntu.pkexec.xed.policy
以下を記述して保存します:
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE policyconfig PUBLIC
"-//freedesktop//DTD PolicyKit Policy Configuration 1.0//EN"
"http://www.freedesktop.org/standards/PolicyKit/1/policyconfig.dtd">
<policyconfig>
<vendor>xed</vendor>
<vendor_url>http://gnome.org/</vendor_url>
<icon_name>text-editor</icon_name>
<action id="org.gnome.xed">
<description>Run xed as root</description>
<message>Authentication is required to run xed as root.</message>
<defaults>
<allow_any>no</allow_any>
<allow_inactive>auth_admin</allow_inactive>
<allow_active>auth_admin</allow_active>
</defaults>
<annotate key="org.freedesktop.policykit.exec.path">/usr/bin/xed</annotate>
<annotate key="org.freedesktop.policykit.exec.allow_gui">true</annotate>
</action>
</policyconfig>
方法3: sudo -H コマンドを使う(非推奨)
この方法は推奨されていない方法ですが、gksu の代わりに使える方法ではあります:
sudo -H xed /etc/sudoers
参考元: Make Tech Easier, Linux Mint Forums
| Linux |
2018.08.11 Saturday
Linux Mint 19: 多機能関数電卓「Qalculate!」 | 08:58 |
Linux Mint を使っているうちに、だんだんとウェブベースのサービスを使っていたものが、デスクトップアプリでも間に合うことがわかってきます。その中の一つに関数電卓があります。ウェブサービスを使えば間に合うけれど、プライバシーの観点や、色々ウェブサービスを転々とする煩わしさからデスクトップアプリがあればと思っていました。Linux Mint には標準で電卓アプリ(gnome-calculator)が付属しておりモードを切り替えることで関数電卓としても扱うことが出来ますが、より多機能な電卓が欲しいとすれば Qalculate! が良いでしょう。
Qalculate! とは
Qalculate! は小さいプログラムでありながらも、三角関数、階乗、シグマ計算、単位の換算の他、グラフの描画もできる多機能な関数電卓です。
Qalculate! でできる計算はたくあんあります:
- 代数
- 微積分
- 組み合わせ
- 複素数
- データの集合
- 日付・時刻
- 経済
- 指数・対数
- 幾何学
- 論理的
- 行列・ベクトル
- 整数論
- 統計
- 三角法
インストール
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。次のコマンドを実行してインストールします(KDE ユーザーの方は qalculate-gtk を qalculate-kde に変えます):
sudo apt install -y qalculate qalculate-gtk
snap パッケージも存在します:
sudo apt install -y snapd && sudo snap install qalculate
使い方
画面に示すように、[ Keypad ]、[ History ]、[ Conversion ] があり、それぞれ典型的なキーパッドの表示、以前の計算結果の表示、単位の換算ができます:
試しに、カ氏 100 度が摂氏に直すとどれくらいになるか計算してみます。入力する場所に「100fahrenheit」あるいは「100 °F」と入力し、[ Category ] から [ Temperature ] を選び [ Unit ] から [ Degree Celsius ] を選択します。約 38 ℃ とわかります:
ちなみに、単位に関してはサジェスチョンが表示されるので、単位を英語でどう表現するのか完璧に覚えてなくても入力はかんたんです:
ケルビンでは:
あるいは、単位の換算に「to」を使うこともできます。1024 megabyte を gigabyte に変換したい場合、[1024megabyte to gigabyte」と入力すれば OK です。つまり先程の例では「100fahrenheit to degree celsius」と表記できます:
方程式を解くこともできます:
関数のグラフを描画することもできます。[ File ] -> [ Plot Functions/Data ] -> [ Expression ] に式を入力します:
軸の範囲を指定します:
[ Add ] をクリックするとグラフが描画できます。
別の関数を追加すれば複数のグラフを描画することもできます:
プログラミングのように値に変数名を与えることが出来ます。値を入力したら [ STO ] をクリックし、変数名をつけて [ OK ]:
これでメニューの [ Variables ] から変数を入力することが出来ます:
BMI を計算してみました:
もし変数を修正したくなったら [ Edit ] -> [ Mange Variables ] からできます。このツールのマニュアルは GitHub(en) に上がっています。
参考元: It's FOSS
| Linux |
2018.08.07 Tuesday
Linux Mint 19 : 動画ファイルから GIF アニメーションを作成「Gifcurry」 | 03:13 |
Gifcurry とは
Gifcurry はオープンソースの Haskell で書かれた、動画ファイルから Gif アニメーションを作成するためのツールです。トリミングしたり文字列を追加したりすることもできます。Gif アニメの幅の長さの制限も出来ます。動画を Gif に変換するのに内部で FFmpeg と ImageMagic を使用しています。
コマンドラインツールとしても GUI アプリとしても使えます。もし動画から Gif アニメーションを作成するツールがインストールされていなければ、他を探す必要はありません。
主な特徴:
- Gif アニメに文字列の追加
- 開始場所の指定
- 時間の指定
- 幅の指定
- 画質の調節
- Imgur か giphy のアップロードページを開くボタン
インストール
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。次のコマンドを実行します:
sudo apt install -y snapd && sudo snap install gifcurry
あるいは Appimage 形式でほしい方は以下のスクリプトをゲットして実行しても構いません。このスクリプトはアイコンやショートカットを作成するためのもので、このスクリプトを実行せずとも GitHub から直接 Appimage を落としても構いません。ちなみに、Snap 経由でインストールしてもうまく動画を読み込めなかったため、依存関係がまるまる入っている Appimage 形式のほうがちゃんと動作してくれたのでこちらを推奨します:
wget https://raw.githubusercontent.com/lettier/gifcurry/master/packaging/linux/app-image/gifcurry-app-image-install.sh
chmod 755 gifcurry-app-image-install.sh
./gifcurry-app-image-install.sh
使い方
基本的に [ Open ] から Gif に変換したい動画ファイルを選び、諸々の設定を追加していくだけです。[ Width & Quality ] で画像の幅と画質を調節できます:
四方からトリミングを調節できます:
文字列を追加できます。フォントも色も大きさも位置も微調整できます:
First Frame から Last Frame を指定します:
[ Save & Open ] で書き出します。保存先と保存ファイル名を指定します。また、保存したら [ Upload ] -> [ Imgur ] よりブラウザが立ち上がりアップロードページが表示されるのでそこに生成された Gif ファイルを D&D すれば共有も簡単です:
結果を貼り付けておきます:
参考元: fossmint
| Linux |
2018.08.03 Friday
Linux Mint 18.3 : VirtualBox に無料の Windows を合法的にインストールする方法 | 00:35 |
Linux を使っていたとしても Windows アプリケーションを動かす必要がある時が有ります。例えば、iPhone と iTunes を繋ぎたい時などです。Wine よりもより確実に動かすには、VirtualBox と Windows 7、8.x、10 の仮想マシン(無料)を試す方法も有ります。
Linux で仮想マシンを動かすのは安全です。Windows の仮想マシンがウィルスに感染したとしても Linux には影響を及ぼしません。これは仮想化したサンドボックス内で、隔離された状態で実行されるためです。
- まずは VirtualBox をインストールする必要が有ります。これについては以前紹介しました:
- 続いて、Windows 7 Enterprise (IE11 on Win7) の仮想マシンをダウンロードします:
Windows 8.x や 10 よりも 7 の方が良い理由は 90 日間の試用の後で 5 回もアクチベーションを延長できるからです。つまり、合計で 6 × 90 = 540 日間 Windows 7 を合法的に使うことが出来ます。アクチベーションの方法とアクチベーションを延長する方法は壁紙に記されています。Windows の仮想マシンはテスト目的でのみ使用可能と規約に記されていますが、いつテストが終わったかはあなた次第ということです。
- ダウンロードしたファイルを解凍し、.ova ファイルをダブルクリックして VirtualBox を起動させます:
- 基本的にデフォルトのままで大丈夫です:
- [ 設定 ] -> [ USB ] -> [ USB 2.0 (EHCI) コントローラー ] にチェックを入れます:
- アクチベーション延長のためにスナップショットを作成しておきます。そうすれば既存の仮想マシンを削除する必要がありません。残り 540 日間スナップショットから復元すればいいだけです:
[ 作成 ] ボタンをクリックします:
- [ 起動 ] をクリックして Windows を起動します:
- Guest Additions をインストールすれば様々な機能を追加することが出来ます。クリップボードをホスト側とゲスト側で共有したり、ドラッグアンドドロップできたりできます。ゲスト OS で実行しているアプリがあたかもホスト側で実行しているかのように見せるシームレスモードと言う機能も追加されます。とりあえず便利なので入れておきましょう。[ デバイス ] -> [ Guest Additions CD イメージの挿入 ] で:
すんなりインストール出来た場合はこのステップはすっ飛ばして下さい。
Windows を選択し -> [ 仮想マシン ] -> [ 設定 ] -> [ ストレージ ] -> ディスクに + がついたアイコンをクリックします:
[ ディスクの選択 ]:
/usr/share/virtualbox/VBoxGuestAdditions.iso を選択します:
追加されたのが分かるはずです:
Windows を起動したら、[ Start ] -> [ Computer ] -> [ CD Drive(D):VirtualBox Guest ]:
[ VboxWindowsAdditions.exe ] をクリックします:
インストールが始まります。基本的にデフォルトのままで大丈夫です:
インストールが終わると再起動するよう促されるので再起動します:
- 再度 Windows をシャットダウンし、Linux Mint の方で端末からコマンドを実行します。VirtualBox のユーザーグループに現在のユーザーを追加します。これは Stack Overflow によれば VirtualBox のグループに含まれていないと接続したデバイスを認識してくれないからです:
sudo adduser $USER vboxusers
- 再度、Windows を起動して、アクティベートします。立ち上がったら、[ Start ] -> [ Accessories ] -> [ Command Prompt ] -> 右クリック -> [ Run as an administrator ] :
- 背景の壁紙に記されているように以下のコマンドを実行して 90 日間の試用を開始させましょう:
slmgr /ato
- アクティベーションに成功したら、その旨のダイアログボックスがポップアップされ、右下に「Windows Licence valid for 90 days」と表示されます。一日過ぎれば「Windows Licence valid for 89 days」とカウントダウンされます:
- アプリをインストールして楽しみます。iTunes を入れてみました:
- 試用期間を延長したい場合は壁紙に書いてあるようにコマンドプロンプトを管理者権限で起動し以下を実行します:
slmgr /rearm
Windows 8.x や 10 ではこれが使えないためにここでは 7 を使いました。あるいはスナップショットから復元して初期状態に戻せばまた使えます。
- 初期設定ではホスト側とゲスト側でファイルの D&D やクリップボードの共有が無効になっています。これを有効にするには Windows を選択し、[ 設定 ] -> [ 一般 ] -> [ 高度 ] -> [ クリップボードの共有 ]、[ ドラッグ&ドロップ ] の値を [ 双方向 ] にセットします:
古いパソコンで Linux Mint を使っている方はリソースをどれくらい消費するか気になるところでしょう。自分の環境ではこんな感じです:
自分の環境はこのブログの下にも貼り付けていますが、変更することもあるので、この時点ではこんな感じです:
注意事項:
- VirtualBox で起動した Windows を終了させるときは必ず Windows のスタートボタンからシャットダウンして下さい。VirtualBox のメニューバーから終了しないようにします。
- ウェブブラウジングのために仮想マシンを使わないで下さい。Linux Mint を使えば十分安全です。
- SSD を使っているなら Windows のデフラグ機能は無効にします。さもなければ SSD の消耗が激しくなります。
- USB メモリーからデータを仮想マシン上の Windows に移すと、ホスト側から USB メモリーをアンマウントしたときに「汚く」アンマウントされ、データの損失につながります。
参考元 : Easy Linux tips project, Khalid Alnajjar
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