- Linux Mint を始めたばかりの人が抑えておくべき5つのこと
- 「mintUpdate」アップデートマネージャー のレベルの意味
- フリーズしたアプリの強制終了の仕方 〜 kill コマンド〜
- CPU と OS が 32 bit なのか 64 bit なのかを確認する「lscpu コマンド」
- メモリー(RAM)の規格・周波数・全容量・空き容量・エラーの有無を調べる
- 自分の Mint のバージョン/コードネーム/Ubuntu のバージョン/コードネームを確認する方法
- Mint Tools を使い倒す
- アプリ/ソフトのアンインストールと更新する方法
- X-Apps について少し知っておこう
- 「'gksu' not found」 廃止された gksu の代わりの方法
- Linux Mint 18 : DVD/Blu-ray リッピングソフト「MakeMKV」
- Mint 19.x: 「K3b」でブルーレイディスクに焼く方法
- Mint 18: 「avconv」でデスクトップの録画も、動画や音楽の変換も行う
- Mint 19.x : 画像・音楽・動画の変換これ一本「Ciano」
- Mint 18.2 : 字幕を同時に二つ表示できる多機能な動画プレイヤー「SMPlayer」
- Mint 18 : CDDB に Freedb を利用している CD リッピングソフト「Asunder」
- Mint 19.x : 音楽ファイルのタグ編集ツール「Kid3」
- Linux Mint 19.x : インストールすべき Rhythmbox プラグイン 9 選
- Linux Mint 18.3 : VirtualBox に無料の Windows を合法的にインストールする方法
- Linux Mint 18: Wine の導入
- Linux Mint 18: Wine で「DVD Shrink」をインストール
- Linux Mint 18: Wine で「DVD Decrypter」をインストール
- Linux Mint 19.x: 5ch専ブラ「Jane Style」は Wine で普通に使える
- Linux Mint 18 : 「winetricks」を使って「Adobe Air」をインストールし「はがきデザインキット」を使う
- Linux Mint 19.x: 画像縮小 Adobe AIR アプリ「縮小専用」を使う
- Linux Mint 18: 「PlayOnLinux」を使い「Amazon Kindle」をインストールする
- Linux Mint 18.3 : ハイレゾ音源対応 Windows ユーザーに人気の「Foobar2000」をインストール & 文字化け対策
- Mint 19.x : 画像ビューア「IrfanView」を簡単にインストールして使う
- Linux Mint 18.3 : Windows アプリを Flatpak 形式でパッケージングするプロジェクト「winepak」
2022.09.19 Monday
2019.05.26 Sunday
Linux Mint 19.x : Windows ユーザーの中で人気のコードエディター「Notepad++」をインストール | 11:05 |
テキストエディターの中でも Notepad++ ほど有名で愛されているものは数少ないでしょう。今回は Linux Mint 19.x に Notepad++ をインストールしていく方法を見ていきます。
Notepad++ とは
Notepad++ は Windows 向けに開発されている無料でオープンソースのコードエディターで、C++ で書かれています。非常に素晴らしいパフォーマンスと、ミニマムなアプリサイズが評判を得ていますが、Linux 向けのビルドはありません。
開発者の中でのこのエディターの人気が Notepad++ の Linux 向けクローン(例えば Notepadqq)の開発につながりました。Gedit や VS Code などが Linux でも使用できる中、多くの人たちは慣れ親しんだもの、すなわち Notepad++ を使いたがる傾向に有ります。
主な特徴:
- タブ
- シンタックスハイライト・折りたたみ
- 文字列検索・置換
- GUI が編集可能
- 補完機能
インストール
今までも Notepad++ は Wine を使ってインストールし使用することは出来ていました。ただ、Wine を使うと他のライブラリのインストールや設定などが面倒です。ところが、Snap を利用すれば簡単にインストールできるようになりました。予め Wine をインストールしておく必要もありません。Snap パッケージの中に設定済みの Wine が同梱されているからです。
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。次のコマンドを実行します:
Snap
sudo apt install snapd snapd-xdg-open -y && sudo snap install notepad-plus-plus使い方
簡単に説明します。まずは、日本語表示にすると良いと思います。[ Settings ] -> [ Preferences ] -> [ General ] -> [ localization ] -> [ 日本語 ]:
メニューバーの [ 言語 ] から今から書くプログラミング言語を選びます:
自動補完が最初から有効になっています:
左カラムに文章マップを表示したり:
関数リストを表示したり出来ます:
関数はたたむことも出来ます:
シンタックスハイライトの配色がいまいちだと感じたら [ 設定 ] -> [ スタイル設定 ] から編集できます:
ダークテーマが良いと思ったら [ テーマを選択 ] を [ Monokai ] に設定しましょう:
最後に、[ プラグイン ] -> [ プラグインの管理 ] からプラグインをインストールすることが出来ますが、インストールできるものとできないものがありました。
Happy coding!
参考元: OMG! Ubuntu!
| Linux |
2019.05.23 Thursday
Linux Mint : Linux Mint の壁紙 20 枚 | 00:07 |
Reddit.com を徘徊していると Linux Mint の壁紙をたくさん見つけたのでシェアしたいと思います。zip で一括ダウンロードしたい方は以下のボタンから:
zip でダウンロード
ギャラリー
おまけで Linux Mint たんを(こちらは zip には含まれていません):
参考元: reddit.com
| Linux |
2019.05.18 Saturday
Linux Mint 19.x: Linux 上で Windows インストールメディアを作成「WoeUSB」 | 04:18 |
WoeUSB とは
ISO イメージから Windows をインストールするための USB メモリーを作成できる Linux 向けのツールです。
無料かつオープンソースで、コマンドラインツールとしても GUI アプリとしても使用可能です。Windows 7 から 10 までなら Home エディションでも、Pro でも、PE でも対応しています。更に、UEFI ブートモードだけでなくレガシーモードにも対応しています。
実際のところ、GUI アプリからはあまり多くのオプションにアクセスできませんが、WoeUSB を使う際に、コマンドラインから使えば、様々なオプションを使うことが出来ます。
コマンドラインユーティリティでは、Linux から Windows ブータブル USB メモリーを作成する方法が 2 通りあります。USB メモリー全体を完全に消去して Windows ブータブル USB メモリーを最初から作成する「デバイスモード」と、Windows ファイルを USB メモリーの既存のパーティションにコピーしブータブルにする「パーティションモード」です。
コマンドラインユーティリティでは、新しく作成したファイルシステムのラベルを指定したり、ターゲットとなるファイルシステム(FAT / NTFS)を指定したりすることもできます。
インストール
ソースからビルドする方法も有りますが、野良 PPA からインストールするほうが手っ取り早いでしょう。
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。次のコマンドを実行します:
sudo add-apt-repository ppa:nilarimogard/webupd8 -y && sudo apt update && sudo apt install -y woeusb
PPA を追加するのが嫌な方は以下から deb パッケージを漁って下さい:
Index of /nilarimogard/webupd8/
使い方
- Linux で WoeUSB を使って Windows 10、8.x、7 の起動 USB メモリーを作成するには、その USB メモリーをアンマウントすることから始めます。GParted を使うことでアンマウントできまが、まず [ ディスク ] をミントメニューから起動し、USB メモリーのデバイスファイル名を確認後:
- 、[ GParted ] を起動し、右上のドロップダウンメニューから該当のデバイスファイル名を選択し、アンマウントします:
- Windows 10、8.x、7 ISO を公式サイトよりダウンロードしたら、WoeUSB を起動し、[ Source ] 欄にダウンロードした ISO イメージを選択します:
- その後、[ Target device ] 欄でインストール先の USB メモリーを選びます。間違った USB メモリーにインストールしないように他の USB メモリーも挿さってある場合は抜いておくことをおすすめします:
- FAT32 では一つのファイルにつき 4GiB までという制限が有ります。この制限に引っかかる可能性をなくすために、ファイルシステムタイプとしては NTFS を選択して下さい:
- 最後に [ Install ] ボタンをクリックするだけで、インストールメディアの作成が始まります:
参考元: Linux Uprising Blog
| Linux |
2019.05.11 Saturday
Linux Mint 20.x : 動画ダウンローダー/コンバーター「ClipGrab」 | 15:27 |
最終更新日: 2020/07/24
ClipGrab とはネット上の動画サイトから動画をダウンロードし、ファイル形式も変換することができるツールです。このような動画サイトに対応しています:
*YouTube
*Xvideos
*Vimeo
*Dailymotion
*metacafe.com
*youku.com
*myspass.de
*myvideo.de
*clipfish.de
ただし、自動サイト認識機能により、非公式にこのような動画サイトにも対応しています:
*Collegehumor
*MyVideo
*MySpass
*Sevenload
*Tudou(試用中、対応を確認できませんでした)
サポートしているフォーマット:
20.x:
18.x〜19.x:
端末へコマンドをペーストするには
次のコマンドを実行します:
sudo add-apt-repository -y ppa:clipgrab-team/ppa && sudo apt update && sudo apt install -y clipgrab
起動したら、保存先がデスクトップになっているので動画のある場所に変えた方がいいかもしれません:
YouTube 動画の検索機能がついています:
動画をクリックするとダウンロード画面に変わります:
ダウンロードできました:
他のサイトも可能です。フォーマットもいくつか対応しているのが分かります:
参考元: NoobsLabs
ClipGrab とは
ClipGrab とはネット上の動画サイトから動画をダウンロードし、ファイル形式も変換することができるツールです。このような動画サイトに対応しています:
*YouTube
*Xvideos
*Vimeo
*Dailymotion
*metacafe.com
*youku.com
*myspass.de
*myvideo.de
*clipfish.de
ただし、自動サイト認識機能により、非公式にこのような動画サイトにも対応しています:
*Collegehumor
*MyVideo
*MySpass
*Sevenload
*Tudou(試用中、対応を確認できませんでした)
サポートしているフォーマット:
- MPEG4
- MP3
- WMV
- OGG
- オリジナル
インストール
20.x:
AppImage
公式サイトから AppImage ファイルをゲットします。ダウンロードした AppImage を右クリックし - > [ プロパティ ] -> [ パーミッション ] -> [ プログラムとして実行可能 ] にチェックを入れます:18.x〜19.x:
APT
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。次のコマンドを実行します:
sudo add-apt-repository -y ppa:clipgrab-team/ppa && sudo apt update && sudo apt install -y clipgrab
使い方
起動したら、保存先がデスクトップになっているので動画のある場所に変えた方がいいかもしれません:
YouTube 動画の検索機能がついています:
動画をクリックするとダウンロード画面に変わります:
ダウンロードできました:
他のサイトも可能です。フォーマットもいくつか対応しているのが分かります:
参考元: NoobsLabs
| Linux |
2019.05.11 Saturday
Linux Mint 19.x : Homebrew の Linux 版「Linuxbrew」をインストールする | 10:25 |
Linuxbrew とは
Linuxbrew は maxOS X のパッケージマネージャーである Homebrew の Linux 版として開発されたクローンで、ホームディレクトリにアプリをインストールすることが出来ます。
主な特徴:
- root 権限が必要のないホームディレクトリにパッケージをインストールできます。
- サードパーティ製のアプリのインストールに対応しています。
- ディストロの標準リポジトリで提供されているパッケージのバージョンが古い時、最新バージョンをインストールできます。
- 更に、brew を使えば mac と Linux マシン両方ともパッケージ管理できます。
- ただし、現段階ではラズベリーパイのような 32bit ARM 以外の 32bit マシンには対応していません。
インストール
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。次のコマンドを実行します:
sudo apt install -y build-essential curl file git && sh -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Linuxbrew/install/master/install.sh)"
以下の文言が表示されたら
Enter
を押して下さい:Press RETURN to continue or any other key to abort
インストールが完了すると、PATH が通っていないと警告されると思います:
Warning: /home/linuxbrew/.linuxbrew/bin is not in your PATH.
export しておきましょう:
echo 'export PATH="/home/linuxbrew/.linuxbrew/bin:/home/linuxbrew/.linuxbrew/sbin/:$PATH"' >>~/.bashrc
echo 'export MANPATH="/home/linuxbrew/.linuxbrew/share/man:$MANPATH"' >>~/.bashrc
echo 'export INFOPATH="/home/linuxbrew/.linuxbrew/share/info:$INFOPATH"' >>~/.bashrc
変更を反映します:
source ~/.bashrc
正しくインストールされたかどうかを確認するために以下のコマンドを実行してみましょう:
brew doctor
次のように表示されたら正しくインストールされ、正常に動いている証拠です:
our system is ready to brew.
使い方
例えば、gcc パッケージ(もしくは formulae)は以下のコマンドでインストールできます。最初に Homebrew や Formulae の自動更新が始まります:
brew install gcc
インストールされたパッケージ(もしくは formulae)を一覧表示するには以下を実行します:
brew list
パッケージ(もしくは formulae)をアンインストールしたい場合はこうします:
brew uninstall gcc
パッケージの検索は以下の構文でできます。インストールできる全てのパッケージをリストするには:
brew search
キーワードで検索したい場合はこちらです:
brew search --desc ここにキーワード
Linuxbrew 自体をアップデートするには、次のコマンドを実行します。この際、内部で Git コマンドを使って GitHub から最新版をダウンロードしています:
brew update
Linuxbrew をインストールして使ってみたけどいらないと思ったら以下を実行してアンインストールして下さい:
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Linuxbrew/install/master/uninstall)"
Homebrew の独特な言葉について
Homebrew は「ユーザが自らパッケージをビルドして使用する」ことのメタファーで「ビールを自家醸造して保存する・飲む」ことを意味しています。そのため、独特なキーワードを用いるので下記で表にしておきます。パッケージ管理システム Homebrew - Qiita
キーワード 本来の意味 たとえ Brew ビールを醸造する make する Homebrew 自家醸造 ユーザ自らがビルドする Cellar セラー(ワインセラーのなどのセラー。ビール貯蔵庫) インストール(保存)先 Keg 樽、醸成用 make 材料 Formula 調理法、手順 ビルド方法・手順が書かれたスクリプト
参考元: tecmint
| Linux |
2019.05.06 Monday
Google Chrome : ブラウザ起動時のスタートページをデザインする | 00:25 |
前置き
ブラウザで新しいタブを開くとスピードダイアルや、よくアクセスするページ、スタートページが表示されると思います。このスタートページ、あるいはタブを新規に開いたときに表示されるページを自分で作成したいと思いませんか。
Reddit.com では活発にこのスタートページを作成したものを共有しあっています。一から作るのは素人には難しいです。そこで、今回はこの中から実用的なものを取り上げ、このような世界もあるんだということをシェアしたいと思います。
ところで、タブを開いたときに指定した index.html を開けるようにする拡張機能が有ります:
New Tab Redirect - Chrome ウェブストア
場合によってはこちらも併用してみて下さい。
ライブラリ
Minimum viable setup
サイトの URL を追加したり、変更したりするためには、script.js を編集する必要が有ります。デフォルトでショートカットキーにも対応してますが、English/latin レイアウトのキーボーでじゃないとうまく動作しないようで、日本語レイアウトのキーボードを使用している場合はデフォルトではショートカットキーは使えません。
最低限、NAME とサイト名と url は変更しておきましょう:
startpage
ウィンドウのサイズによってレイアウトが変わるレスポンシブが特徴的なシンプルなスタートページです。解凍したら ui-master/cfg/.local/share/startpage/index.html が本体です。サイト名、url、ファビコンを変更する他、検索バーはデフォルトでは DuckDuckGo になっており、例えば Google に変更したい場合は form タグの action 属性を
https://www.google.co.jp/searchなどに変更します。
KawaiiStart V2
index.html が本体です。こちらは単に検索バーと背景がアニメなだけかと思いますが、下にはリンクが有り、そこから飛ぶページを選択できます:
背景もランダムで変わる仕様なので、画像が色々変わるように盛り込めれば楽しめるでしょう。画像を追加したい場合は js フォルダー内の theme.js を編集します。画像の数だけ getRandomIntInclusive の引数を調節し、画像の数だけ colors の配列も増やし、images フォルダー内に「Wallpaper + 数字 + .jpg」の書式で背景としたい画像を保存します:
ライブバージョンも有るので軽く試せます:
KawaiiStart
Monotone Tab
極めてシンプルにこだわったスタートページです。一般的なスピードダイアルのようにカードタイプのレイアウトなのでクリックしやすいです。無印良品のようなシンプルの中にあるかっこよさを感じます。
こちらは拡張機能として公開されています。
Chrome: Monotone Tab - Chrome ウェブストア
Firefox: Monotone Tab – 🦊 Firefox (ja) 向け拡張機能を入手
Startpage for web browser using only HTML, CSS & JS.
こちらもスピードダイアル風なスタートページですが、天気やヘッドラインをきちんと表示させたい場合は API キーを取得する必要が有りやや面倒です。
ライブバージョンもあるので気軽に試せます:
https://infinity-start.surge.sh/
Homepage_1
アコーディオンメニューがクールで、スタイリッシュなスタートページです。使用する場合は Homepege_1 というファイルに .html と拡張子をつけることと、中の zip を展開した後、Homepage_1.html と同じディレクトリに画像を移す操作が必要です:
Minimal Linux Terminal Style Start Page
Linux の端末を操作しているかのようなデザインです。検索はデフォルトで Qwant を使っているので、index.html を開いて、
https://www.qwant.com/?q=から
https://google.co.jp/search?q=に変えると良いでしょう。
Start Page BIOS
BIOS ライクなスタートページです。ビルドとインストールの作業を必要としますが、デモ版を流用すればいいと思うので、今までと同様に /demo の中の index.html や bundle.js を編集してカスタマイズします。リンクを変更したい場合は bundle.js を編集します。
カーソルで操作できるのがグッドポイントです。
締め
今まで、デスクトップ環境、アイコン、端末、Grub メニュー、ブラウザ自体のテーマを扱ってきましたが、テーマはそれだけにとどまらず、スタートページにも適用できます。コレを機に自分好みのスタートページを探し出し、カスタマイズしてはどうでしょうか:
Startpage Emporium からも探せます:
| Internet |
2019.05.05 Sunday
Linux Mint 19.x : 「Adobe Acrobat Reader DC」のインストール方法 | 11:13 |
インストールができるというだけで CPU 使用率が 100% になる現象が起きるので実用性はあまりないです。
- 例によって Wine が未インストールの方はインストールします。今回使用した Wine のバージョン wine-3.0(stable):
- Adobe Acrobat Reader DC のダウンロードページから Adobe Acrobat Reader DC の Windows 向けインストーラーをゲットします:
手順1では [ Windows 7 ] を選んでいます。これは winecfg の Windows バージョンを Windows 7 にしていたからです:
- いつも Wine でインストールするように、ダウンロードしたインストーラを右クリックして [ Wine Windowsプログラムローダーで開く ] を選択して起動し、セットアップします:
- インストールファイルの抽出が終わったあと [ インストール ] ボタンが表示されるのクリックします:
- エラーが出ます。インストールが中断されたという旨のエラーです。しかし、実際、インストールはできています。ところがここで、[ 完了 ] を選んでインストーラーを終了すると、せっかくインストールした中身が削除されてしまいます。これを回避するために ~/.wine/drive_c/Program Files (x86)/Adobe/Acrobat Reader DC/ をデスクトップになり移動します:
- 移動したら [ 完了 ] を押してインストーラーを終了します:
- そしたら、コピーした「Acrobat Reader DC/」を ~/.wine/drive_c/Program Files (x86)/Adobe/ に移動します。
- 本体は ~/.wine/drive_c/Program Files (x86)/Adobe/Acrobat Reader DC/Reader/AcroRd32.exe です。インストーラーと同様に右クリックから [ Wine Windowsプログラムローダーで開く ] を選んで起動します:
- ここでは一番上のオプションか、二番目を選びます。一番下のオプションは強制終了しました:
- 言語は日本語か英語を選べます。[ 日本語 ] を選ぶと、使用許諾契約画面とともにメインウィンドウが表示されました:
- PDF を開けないわけではないのですが、使ってみると異常なくらい重く感じ、システムモニターを除くと、CPU とメモリーがともに 100% 近い数値を示していました:
気に食わなければ古い―バージョンの Adobe Reader を試すことができます:
| Linux |
2019.05.01 Wednesday
Linux Mint 19.x: 初心者のための Flatpak ガイド | 00:10 |
前回、Snap について書きました。Snap は Canonical 社が Ubuntu のために導入した後、Arch、Gentoo、Fedora など、他のディストロにも採用されました。
Snap は必要とする全てのライブラリや依存関係を一緒にバンドルした単一のバイナリパッケージです。バージョンやアーキテクチャーに依らずどんなディストロにもインストールすることが出来ます。
Snap と似たようなものに、Red Hat 社が開発している Flatpak というツールも存在します。異なるディストロに応じたパッケージを作成し配布するのは、かなり時間を要し、プロセスも異なります。配布されるアプリは、それぞれディストロごとに異なるライブラリや依存関係を必要とします。しかし Flatpak はこの手間を減らしてくれます。たった一つのパッケージを作成すれば、様々なディストロにインストールできるのです。イケてませんか?
もっと重要なことに、Flatpak はサンドボックス化されており、OS や他のアプリからは隔離されています。また、同じシステムに同時に、同じアプリの異なるバージョンをインストールすることができます。例えば、VLC 3.0.4、3.0.5、3.0.6 を同じシステムにインストールできます。なので開発者は異なるバージョンを同時にテストできるので便利です。
インストール
Linux Mint 18.3 以降ではデフォルトでインストールされています。しかし、Linux Mint 18〜18.2 を使い続けたかったり、あるいは標準リポジトリに入っているものよりも新しいバージョンを使いたい場合は以下のコマンドを使って下さい。
Ctrl
+Alt
+T
を押して端末を起動します。端末へコマンドをペーストするには
Ctrl
+Shift
+V
を押します。次のコマンドを実行します:
sudo add-apt-repository ppa:alexlarsson/flatpak -y && sudo apt update && sudo apt install -y flatpak
Arch 系では標準リポジトリからインストールできます:
sudo pacman -S flatpak
使い方
追加
Flathub は flatpak アプリをユーザーが利用できるように公開している中央リポジトリです。有効にするために以下を実行します:
sudo flatpak remote-add --if-not-exists flathub https://flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo
これだけでも十分有名なアプリがインストールできますが、GNOME アプリもインストールしてみたい場合は、GNOME リポジトリも追加しましょう:
wget https://sdk.gnome.org/keys/gnome-sdk.gpg && sudo flatpak remote-add --gpg-import=gnome-sdk.gpg --if-not-exists gnome-apps https://sdk.gnome.org/repo-apps/
このリポジトリに含まれているアプリケーションは org.gnome.Platform ランタイムのバージョンが 3.20 以上である必要が有ります。追加しておきましょう:
sudo flatpak remote-add --gpg-import=gnome-sdk.gpg gnome https://sdk.gnome.org/repo/
GNOME アプリの nightly 版用リポジトリはこちらです:
wget https://sdk.gnome.org/nightly/keys/nightly.gpg && sudo flatpak remote-add --gpg-import=nightly.gpg --if-not-exists gnome-nightly-apps https://sdk.gnome.org/nightly/repo-apps/
このリポジトリに含まれているアプリケーションは org.gnome.Platform ランタイムの nightly 版が必要です。追加しておきましょう:
sudo flatpak remote-add --gpg-import=nightly.gpg gnome-nightly https://sdk.gnome.org/nightly/repo/
表示
追加済みのリモートリポジトリを一覧表示するには以下を実行します:
flatpak remotes
出力例:
追加したリポジトリの名前だけでなく、システム全体にインストールしたのか、ユーザー単位でインストールしているのかも表示されます。
削除
リモートリポジトリを削除したい時、例えば flathub というリモートリポジトリを削除したい場合は以下を実行します:
sudo flatpak remote-delete flathub
インストール
ここからは、flatpak アプリをインストールする方法を見ていきます。Flathub でめぼしいアプリを探します。例えば、Spotify をインストールする場合は以下を実行します:
sudo flatpak install flathub com.spotify.Client
[ Install ] ボタンを押してダウンロードできる flatpakref ファイルをダブルクリックすると「ソフトウェアの管理」が立ち上がるので、そこから [ インストール ] ボタンを押しても可能です:
GNOME stable リポジトリのアプリをインストールする場合は「stable」というバージョン名を使います。例えば「Evince」という PDF ビューアをインストールする場合はこうします:
sudo flatpak install gnome-apps org.gnome.Evince stable
GNOME nightly リポジトリのアプリをインストールする場合は「master」というバージョン名を使います。例えば Gedit をインストールする場合はこうします:
sudo flatpak install gnome-nightly-apps org.gnome.gedit master
システム全体にインストールしたくない場合はユーザーごとにインストールできます:
sudo flatpak install --user flathub com.spotify.Client
アプリは /var/lib/flatpak/app/ や $HOME/.var/app/ にインストールされます:
ls /var/lib/flatpak/app/
出力例:
com.spotify.Client org.filezillaproject.Filezilla org.gnome.Weather
アンインストール
com.spotify.Client をアンインストールしたいと思ったら次を実行します:
sudo flatpak uninstall com.spotify.Client
起動
ミントメニューから起動することも、端末から以下のようなコマンドを使って起動することも出来ます:
flatpak run com.spotify.Client
一覧表示
インストール済のアプリとランタイムを一覧表示するには次を実行します:
flatpak list
ランタイムは表示せずに、アプリだけを表示したい場合は次を実行します:
flatpak list --app
全てのリポジトリからインストール可能なアプリやランタイムを表示するに次を実行します:
flatpak remote-ls
ランタイムを表示せずに、アプリだけインストール可能なものを表示したい場合は次を実行します:
flatpak remote-ls --app
リポジトリを指定してインストール可能なアプリのみを表示したい場合、例えば gnome-apps では次を実行します:
flatpak remote-ls --app gnome-apps
更新
インストール済の全ての Flatpak アプリを更新したい場合は次を実行します:
flatpak update
特定の Flatpak アプリのみを更新したい場合は、そのアプリを指定して更新します:
flatpak update com.spotify.Client
詳細
特定の Flatpak アプリの詳細を表示したい場合は、そのアプリを指定して次のように実行します:
flatpak info com.spotify.Client
参考元: OSTechNix
| Linux |
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Linux Mint-centric chronicle with anime girls since 2009.Best View with Google Chrome 1980x1080 dimension.Info 更新は不定期です。
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